16歳の試練
「おばちゃん、助けてほしい」
突然、うちに遊びに来る女子高校生が言います
「え?どうしたの?」
「友達が、退学になりそうなん」
「何をしたの?」
「濡れ衣で…」
「事情がよくわからないから、直接その人と話したいわ」
と言って、保留しました
しばらくして、また呼び掛けます
「おばちゃん、電話が通じてるから話を聞いてくれるよね?」
「今?…そうですか…」
渡された携帯に出てきたのは、男子高校生でした
事情を聞いて、今は何をするべきかを話しました
濡れ衣で叱られても、受け止めて詫びなさい
高校は、会社生活のミニチュアのようなものです
自分の正統性だけを主張すると、もっと相手が意固地になるから、事態が悪くなるだけです
後で相手や教師が、間違いだと気付いて謝ってきた時には、許す度量のあるカッコいい大人になりなさい
16歳には、酷な話です
でも、相手をや物事を、自分の知識の範囲で決めつけて見たがる、閉鎖的な考えの人の集まる『学校』と、その中で生きている『教師』という立場の人達は、自分が間違いだと気付いても、なかなか謝ることをしません
間違ったことをしていないと主張をすることは、反省していないと受け取られて、ひんしゅくを買うだけです
そして、退学にされるのです
「自分が選んで入った学校の、良さやありがたさを先生に伝えなさい。それでも退学にされるなら、その前に手を打たないといけないことがあるから、細かく連絡をくださいね」と言って、お電話を切りました
その夜、女子高校生がLINEしてきました
彼のTwitterの、スクショ(スクリーンショット)がありました
「自分のことを本気で心配してくれる人に、初めて会った。マジでがんばる」
要約すると、そのようなことが書いてありました
「おばちゃん、ありがとう。あいつが、こんなに人に感謝するのを、初めて見た」
「あなたの大切なお友達なんでしょう?当たり前のことをしただけよ」
「おばちゃん神!」
「なにそれ?」
「すごいってこと」
「今ごろ?笑」
また、面倒を見る子どもが増えました
産んだ覚えのない娘と息子が増えて、子沢山です
コメント
2016/10/18 0:05
4. >>3 ノンさん
こんばんは
どうなんでしょうね~笑
いつも、誰かの相談に乗っている感じですけど…
案外、楽しいですよ(*^^*)
返コメ
2016/10/17 19:13
3. ゆめさん相談窓口ですね(笑)
返コメ
2016/10/17 14:38
2. >>1 ケンちゃんさん
初めまして、こんにちは
頼られたら、断れなくて…
私がお世話をさせていただくお子さまは、保護者との面談を欠かしません
お説教したり誉めたりしながら、産んだ覚えのない娘と息子を育てています
うちにも、日本語の喋れない息子がいますよ
身ぶりを教えてあるので、折々に気持ちを伝えてきます
内気で忠実で健気な、11歳の中型犬です
みんな、大切な存在ですね
返コメ
2016/10/17 13:36
1. はじめまして。
わが子も他人の子も、同じように助けてあげることができる人が少なくなりました。
見て見ぬふり、関わらない人がほとんどかと思います。
僕もお節介な方なので、困っていると何とかしてあげたいと思ってしまいます。
昭和の人間なのでしょうね(笑)
僕にも他人?の息子ができましたよ!
白くて小さな息子が…
わんこちゃんですけどね~
これからも他人の子供さんでも面倒みてあげてくださいね。
返コメ