みんな、同じ
60代前半  山口県
2016/10/30 12:30
みんな、同じ
『素行の悪い高校生』と言われている女の子の母親に、子どもと話をして欲しいと頼まれました
 
「もう少しちゃんとするように、私が言っても聞かないんです」

そうでしょうか…

求めている行動の説明が、曖昧な言葉だからではないかしら

「何かにつけて否定ばかりする」と、子どもが決め付けている親の言葉だから、聞かないのではないかしら


私の所に遊びに来るどの子も、叱ると反発して膨れっ面をして出て行きますが、翌日また話しに来ます

照れながら、詫びる子
ムッとした顔付きで、詫びる子
真面目に、謝る子

子どもって、素直なの

お説教が図星で怒って、泣いて帰っても、反省して翌日に謝りに来ます

改めて、その子どもと話をします
みんな、同じ
みんな、寂しい
みんな、疲れてる
みんな、愛されたい
みんな、誉められたい
みんな、がんばっている
みんな、何かを我慢してる

大人だって、それは同じ
認められたい
誉められたい
楽しく生きたい

でも、大人の社会では、誉められることはほとんどないことを教えます

自分で、モチベーションを上げていくしかないのは、ツラいものです


持ってる悩みはそれぞれ違っていて、他人からは軽く見えても、本人には重いものです


私は、決めつけた見方をせずに、否定的な言葉を使わずに、子どもの言いたいことを全部、とりあえず受け止めます

反発する子ども達の『寂しい』を埋めることで、子ども達が素直に心を開く瞬間があります

茶色かった髪が、黒くなります


子ども達は、とてもお喋りです
自分の将来設計はもちろん、親のことも考えています

周りの決め付けや偏見が嫌で、家庭に帰ってからの子どもは無口になります

したことを否定せずに、別の観点から見ながら、いろいろなパターンを想像させてみると、自分の行動が正しかったかどうか考え始めます

子どもは素直に反省して、変わろうと努力し始めるので、私はそこも誉めます


お母さまの悩みのタネのお子さまを、時間をかけて観察しました

その後、短時間の会話を何回も重ねました

この子も、他の子ども達と同じです
自分の将来を真剣に考えている、親思いの子どもです

でも、何かにつけて否定する母親とは、話はしたくないと言います

子どもと話した内容を伝えて、今後の進め方を話しました
勇気を出して私に頼ったお母さまも、誉めました

家族がうまくいくように、お手伝いができたらと思っています
家族の会話が増えると、子どもは穏やかになります


これが、私の子育てです
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コメント

50代後半  山口県

2016/11/02 9:48

1. 三度目の訪問です。

素晴らしい大人の発言かと思います。

その自信は 多分いろんな事を体験されたり思い悩まれたんでしょうね〓〓

 本当に素晴らしいの一言に限ります〓

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