暖かさのお裾分け
この数日間、昼の日差しとは裏腹に、朝晩が急に冷え込んできました
お布団を干した暖かさだけでは、朝までしのげません
昨日の夜、家族の布団に電気毛布を敷きました
当然ですが、家を出た子どもの電気毛布が残ります
どうしようかな…
もう使うことはないと思うけど、捨てるのは惜しい気がしました
ふっと、近所に住んでいる倹約生活男子を思い出して、連絡してみました
「電気毛布、持ってる~?」
「いえ、ないっす…」
「余ってるけど、使う~?」
「わっ!欲しいっす!」
「今から、取りに来る~?」
「行きます!あざ~す!」
「あざ~す、違う!」
「ありがとうございます!」
大急ぎで彼が来ました
「ほんとに、いいんすか?」
そう言いながら、嬉しそうに眺めています
寒すぎて、朝4時くらいに目が覚めるのだそうです
「今朝は8度しかなくて、寒かった~!」
「鳥取の最高気温ね。そこよりマシよ」
去年の冬に、うちにお泊まりした時に電気毛布を使ったのが初めてだった彼は、新卒のお給料では支払う物が多すぎて、欲しくても我慢している物がたくさんあります
「インフルエンザの、予防注射をしなさい」と、会社にご迷惑を掛けない配慮を教えます
「具合が悪い時には、すぐに連絡してきなさい」と念を押します
使い方や洗い方を教えて、「暖かすぎて、寝過ごさないようにね」と送り出しました
彼は、何人もいる『産んだ覚えのない子ども達』の一人です
力仕事を手伝って欲しい時は、彼に声をかけると来てくれます
子宝母さんは、息子も娘もお便利に使っています