邪道ですが、おいしいんです
私のカレーは、一般的な作り方とは程遠いものです
その話を聞いた居候君が、「おばちゃんのカレーが食べたい」と言い出しました
年末は子ども達に振る舞うのを恒例にしていますが、彼は春先から我が家に来始めたので、食べたことがありません
一緒に作りましょうということになりました
①大きめのお鍋に1.2リットルのお水を沸かします
②コンソメを2個入れます
③別の小鍋でウズラ卵1パックを、5分茹でて5分蒸らして殻を剥きます
④豚バラ角切り肉に塩胡椒を揉み込んでから、少し多めに小麦粉をまぶします
⑤玉ねぎ3個を厚さ3cmの櫛形に切り、煮立ったお鍋に入れます
⑥お砂糖大さじ1杯、お塩小さじ半分を入れます
⑦人参1本を厚めの銀杏切りにして、煮立ったお鍋に入れます
⑧ウインナー6~7本を半分に切って、煮立ったお鍋に入れます
⑨煮立ったら④をくっつかないように、散らばらせてお鍋に入れます
⑩浮いた脂を、お玉で掬い取ります
⑪馬鈴薯3個を一口大の角切りにして、煮立ったお鍋に入れます
⑫馬鈴薯に火が通ったら、カレーのルーを溶かします
⑬仕上げに②を入れます
⑭できあがり
独り暮らしして半年の彼は、ピーラーもうまく使えません
「そのやり方だと、小指の皮も剥いちゃうわよ」
と、ピーラーの動かし方と、馬鈴薯を持つ手の手首の返し方を教えました
「それ、しょっちゅうでした」と笑っていましたが、3個目は上手に剥けました
ぎこちない手つきで、馬鈴薯の皮を剥いた後は、ウズラ卵の殻剥きです
「おばちゃんと違って、どうして俺のはこんなにボロボロになるんだろう…」
疑問を持つことは、いいことです
「卵は、上下の力には強いけど、横からの力には弱いの。縦に剥がそうとするから、ボロボロに欠けていくの。卵を回しながら、人差し指じゃなくて親指を使って剥いてみて」
最後の1個は、とてもキレイに剥けました
馬鈴薯が煮上がる間に、小麦粉をまぶす時に使ったビニール袋に流しの中の野菜くずを入れて捨てて、使った調理器具を洗って片付けて、時間と物の有効な使い方を教えます
玉ねぎから出た甘味がお肉を美味しくして、ウインナーから出た旨味を馬鈴薯が吸って、食材が美味しく柔らかく煮上がります
油を使わない上に浮いた脂を取るので、ヘルシーな仕上がりです
私のカレーが、できあがりました
「お肉が煮豚みたいに柔らかくて、おいしい」と言ってもらえて、嬉しいお食事になりました
胆汁の分泌の少ない私が、脂でお腹を壊さないように考えた作り方です
こんな作り方をしているのは、私だけでしょう
コメント
2016/11/30 12:51
1. 私も時々作ります。
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