徳地の奥の、ラーメン屋さんに行こう　
思い立って仕度して、お友達とドライブです
　
小さな雨が、ポツポツと落ちています

「そういえば、ちょっと前にテレビに出てたから、多いかもしれないなぁ」」
と、お友達が言い始めました

テレビを見ない私には、初耳です
「あらま。お客様が多いかも？」


途中の、あまり高くもない山の頂上が、雲で隠れています

山の中腹には、流れるような雲が、横に長くなびいています

山は、深緑と枯れ葉色

白い雲が山を包み込んでいく様子は、水墨画を見ているようです

雲が、下に下に降りて来ています

きっと、雨足が強くなるわね
傘を、持って来なかったわ…


景色を見ながらのドライブは、あっという間に着きました

駐車場に入れながら、呟いています
「あれ？車が多いぞ？」

「テレビ効果かなぁ？」

「やっぱり、テレビの力は偉大だな」


お店まで、置き傘をお借りして歩きました

「お～！やめよう！」

座ったり立ち歩いたり、７～８組のお客様が外で待っています

目的地を、卵かけご飯に変更しました
戻ること、数分

「あらま、ガラガラね」
すぐに座れました

半分くらい食べた時に、お友達お代わりに立ちます
「ん～！焦る…」

「ゆっくり食えよ」
笑われました

２回目のお代わり
「ん～！半分にしてもらえば良かった…」

「残すなよ」

「わかってるもん…」

一生懸命、食べました

「くるし～」
やっぱり本降りになった道を、ゆっくり帰りました