朝７時
居候君が外泊先から、タクシーで帰ってきました

「両上腕が痛くて…。上がらないので、病院に連れて行ってもらえますか？」

お友達の所に泊まっていて、夜中に痛くて目覚めたそうです

お友達を起こさないように、タクシーを使ったと言います

「起こして、状況を見せて、みんなムリならタクシーよ」
楽しくなくて帰ったと、誤解されたらどうするの？

まったく～
寝ている間に、何があったのか…


「どこも、今日からお休みだから、救急に行くことになるわよ」

「マジか…」

遊びすぎて、今日から年末年始のお休みになる自覚がありません


とりあえず、119番
救急の当番医を聞きました

８時を過ぎると次の救急病院に行くことになるから、まず電話をしなさいと教えてもらいました

教えてもらった病院に連絡しました
…
断られました


今日の当番医が開く時間に、連れて行きました

「あ、保険証がない」

バカなの？

緊急連絡先は、私の電話番号を聞かれました

「番号の横に、母って書いてました」
居候君が、申しわけなさそうに言います

「いいわよ。私はみんなの母だから」


すぐに呼ばれて、診てもらえました
状況を説明すると、レントゲンを撮りますと言われます

待合室にいると、問診票を渡されました
見ると『MRI』の文字があります

ん？！
お高い予感…
お財布には、13,000円
足りないかも…？

彼が機械に閉じ込められている間に、お金を取りに戻って、また病院に急ぎます

「お待たせ！」

診察室の前に、居候君が座っています
「かなり痛いっす…」
辛そうに呟きます

救急車が、ストレッチャーで患者を運んできます
診察室が立て込んできて、かなり待たされました

やっと、呼ばれました

「画像では、どこにも異常は見当たりません」

ふぅ…

「入院して様子を見てもいいですけど、処置は何もありませんから、ご自宅で安静にできるならそれでもいいですよ」

居候君が、きっぱり言います
「入院しません」

鎮痛剤を処方してもらって、１万円預けて帰ります
保険証を持って行った時に、差額を返してもらいます

足りて良かった…
大慌てで、取りに帰らなくても良かった…

帰宅してからの、私の処置は…

まず、温めのお湯をはった浴槽に、おでこに汗をかくくらい入らせました

レンチンの、クリームシチューを食べさせました

マッサージチェアに座らせて、肩の下に温めた『ゆたぽん』を置きます

軽くて暖かいお布団で、繭のようにくるみます

腰のマッサージの、スイッチON


放置すること、30分
イビキをかいて寝ています

うっすら目覚めたので、様子を聞いてみました
「具合はどう？」

「かなり痛みが減りました」

そうでしょうね～


私の診断は、肩凝りからくる両上腕の筋肉痛

温まったら治ると思うから、ゆっくりお休み