口が悪いけど人の良い、掛かり付けの歯科医にお大根をもらいました
　
キレイな青首大根でした
　
私は、お大根は苦手です
辛いし…
煮込んだ臭いも…


居候君に、食べさせることにしました

作ったのは『けんちょう』
郷土料理です


私の作り方は少し違うので、お豆腐がふわふわです


銀杏切りにしたお野菜は、お砂糖とお醤油と日本酒で煮込みます

浸透圧でお野菜から水分が出るので、調味料以外のお水は入れません

味が染みたら、水切りしたお豆腐を手でちぎって入れて、お豆腐が下になるようにお鍋を振ります

そのまま煮込むと、お豆腐からも少しお水が出るので、ちょうどいいお出汁の量になります

お豆腐は、あまり煮込みません

お豆腐にお出汁の色が付いたら、出来上がり


「旨いです」
兵庫育ちの居候君が、ほとんど食べました


ずいぶん前に、大阪からお越しのお客様を我が家にお泊めした時に、晩ご飯でお出ししたことがあります

とても気に入ってもらえたようでした

ご自宅に帰られて、奥さまに話してもご存知ないので作り方を教えて欲しいと、お電話を受けたことがありました



私が食べてみたいのは、萩の『いとこ煮』
何と何が、いとこ？

おめでたい時のお料理だと聞いています

『けんちょう』も『いとこ煮』も、どんな意味があっての命名なのでしょう

その背景も知りたくなるのが、『郷土料理』なのかもしれません

萩は、地元ならではの食材も多いんです

またお食事に行きたい町です