起きなさい
60代前半  山口県
2017/01/31 15:18
起きなさい
「また、間に合いませんよ!」 
居候君のお部屋のドアを、強めにノックしました
 
「はい!」

ベッドのきしむ音が聞こえます
起きた~

降りてきた顔を見て、少し安心します

「昨日のお昼間も寝てた人が、私より遅くまで寝てるって、どういうこと?」

「すみません…」


3時過ぎまで、車のことや父親とのことを、居候君と話していました

そのせいかどうか、8時を過ぎても居候君は起きてきません

6時に起きて家事を済ませた私は、2日続けて睡眠時間が3時間くらいです

私の方が、元気かも?



着替えて降りてきた居候君の服に、ダメ出しをします

「ラフな服はだめよ。襟のある服を来てくださいね」

「どうしてですか?」

「免許証は、身分証明にも使う物だからよ」

「へぇ~」
納得のいかない、生返事

「いいから、言うことを聞きなさい」

「はい!」

車に乗り込みながら、ぶつぶつ言っています
「中免の時は、パーカーだったのに…」

「うちの子なら、言うことを聞きなさい」

「はい…」
納得したのか、してないのか…



お昼前には、新しい免許証を受け取れました

連れて帰りながら、お説教をします
「アラームで起きなさいね。明日からは起こしませんよ」

「…はい」

「会社人の自覚を持ちなさいね」

少し考えたようです
「アラームのボリュームを上げてみます」


ほかほか暖かい、ドライブ日和

眠気覚ましに、チョコバーを食べました
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