「○○のお金が足りないので、お金を貸してもらえませんか？」　
彼がこの言葉を連発し始めたのは、車を買ってからです

数千円から数万円
貸している金額が、どんどん大きくなっています

アルバイト代が入っても、全部返してもらえる気がしません


お金の計算をしてから、お買い物をするかどうか考えることを習ったでしょうに、それができません

父親が『バンザイ』しているらしいので、お金の計算ができないのは遺伝なのかと、考えたり…

それとも、先のことが見られなくて、その場しのぎで生きているからなのかと、思ったり…


彼の父親と、教育方針で言い合いになったことがあります

臆病な子どもではないなら、やりたいと思うことをさせて、何かあった時には子どもが泣くことがないように、サポートするのが親だと私は思います

居候君の父親は、自分がやりたいことをして失敗の人生を送ったから、子供は失敗することなく育てたいと言いました

自分が言うことを必ず聞くように、居候君を仕向けようとします

居候君は、自分が思うようにしたいので、なかなか言うことを聞きません

似た者親子です


どこの親も、子どもの幸せを願って生きていますし、子どもに何ができるかを考えています


父親と話していて、イラッとしたので言いました

「子どもに失敗させたくないと仰るなら、私の所でお金を借りながら生活していることが、お父様の子育ての理想ですか？」

「この子が貧乏になって、私からお金を借りて生きなくてはならなくなったのは、車にお金がかかるからですが、年代物でお金がかかることがわかっている車を、買うことを止めるどころか押したお父様にも責任があると思いますが、いかがお考えですか？」

父親の口からは、見苦しい言い訳の言葉しか出てきません


父親が年代物の車を買うことに同意したのは、その車に自分が乗りたいからです

子どもに買わせても、かなりな年代物の車にかかる膨大な費用を、父親が払う気配はありません

口は出すけど、お金も労力も出さないのです


高額な保険料も、タイミングベルトや周辺部品の修理代も、私が立て替えることになっています

親子で甘えることを、父親は恥とは思わないようです


居候君が父親と同じ考え方にならないように、自分の収入に見合った生活のできる人間になるように、今から育てなくては…

改めて、心に誓いました