重なる
「タケノコ、要らん?」
いろいろな所で聞かれます
シーズンなのね
いただくのは、手掛けずで嬉しい下茹でした物だったり、皮の艶々した掘りたてだったり、少しカサついた前日の物だったり、アク抜きしたワラビのおまけ付きだったり…
秋穂や防府や徳地など、産地も様々です
私は、アク抜きの下茹ででは鷹の爪は入れません
昨日いただいたタケノコは、前の日に掘られた徳地産でした
切り口の直径は、20cm弱
長さは50cmほどです
大き過ぎ…
3本しかないのに、重くて袋が持てません
「俺が剥いちゃろうか?」
持ってきた男子が言います
彼に剥いてもらえば、力仕事をしなくて済みます
皮を剥いて固い所を切り落とすと、大きさは穂先を入れても20cm足らず
小さく軽くなりました
「タケノコご飯が食べたい」と言います
アク抜きをして、土佐煮を作りました
それを持って帰って、炊き込みご飯の素と一緒に炊きあげると、簡単タケノコご飯ができるはず…
出来上がった土佐煮を食べながら、タケノコ料理の話になりました
「どんな料理がある?」
女子力の高い男子なので、説明するだけで作れます
「穂先に陽が当たってない、掘りたてタケノコの下の部分を、厚めの輪切りにして、両面に軽く包丁を入れて、生のままでバター醤油でソテーする」と、私が言いました
「へぇ~、生で食ったことねぇ…」
新しくないと、固くてアクが強くて食べられません
「今度掘ったら、持っておいでよ。作るから」
「早起きして仕事の前に掘りに行って、おばちゃん家の玄関に置いとこうかな」
「疲れて、お仕事ができないんじゃない?」
「あ~、また社長に叱られるやつや。やめとこう」と笑います
アクの強い食材は苦手なので、私はほとんど食べません
例年なら、作りたてのお味見をしたら周りに配ってしまいますが、今年は少し取り分けて冷蔵庫に入れます
食べても食べても次が届くので、常備菜のようにタケノコがあります
タケノコが届いて、1番喜んでいるのは居候君です