3人の母+1
昨晩遅く、遊びから帰ってきた居候君に、お部屋の外から声をかけました
「今日は、何の日ですか?」
お部屋の奥から、ボソッと「母の日です」と返ってきました
「そうですね。その『母』に、何かしました?」
「いいえ、何もしてません…」小さな声
「そうですよね…。何をしなければいけないか、わかりますか?」
しばらく沈黙した後
「何をしたらいいですか?」困った声
「それを、考えなさいって言ったんですよ」
「…あ!感謝を伝えます!」
「そうですね」
と言いかけた時に、ドタドタと奥から走り出てきました
「いつも、ありがとうございます!」ペコリ!
「え?わたしに??」
「あれ?」すっとんきょうな、居候君の顔
「あなたを産んでくれた母と、育ててくれた母のことよ?」
「おばちゃんと思った…」照れ笑い
「どうもありがとう。でも、私じゃなくて、産みの母と育ての母と、誰よりも手をかけて育ててくれたおばあちゃまにも、お礼の電話をしなさいね」
「はいっ!」
しばらくして、お台所に降りてきたので聞きました
「連絡しました?」
「はい!3人の母に!」達成感で満面の笑み
1歳まで、実母
10歳まで、祖母
15歳まで、継母
18歳まで、施設
19歳から、私が面倒をみています
「そう。4人目の母としては、顔を合わせてお礼を言ってもらって、こんなに嬉しいことはないわ。どうもありがとう」
「いえいえいえ…」
居候君が照れて、耳まで赤くなりました
今朝、弾んだ声のおばあちゃまから、お礼の電話がありました
コメント
2017/05/16 9:54
2. >>1 爺さんさん
こんにちは
誉めていただいて、ありがとうございます
嬉しい母の日になりました(*^▽^*)
返コメ
2017/05/16 4:52
1. 詳細な事情 背景は分かりませんが 爽やかな風が吹きました~
返コメ