妄想日記5
続き
今日は会社の頑張ろう会
月一で開催されるまぁ、うっぷん晴らし会みたいなモノかな
気心知れた仲間と上司の愚痴とか、取引先の愚痴とか言い合って
言ったら忘れて、次もガンバロー的な(笑
秘書課のA子は最近この会に参加するようになった娘だ
A子「先輩!課長のあの油ギッシュな手、どうにかならないんですか!」
先輩「Aちゃんも手、握られた?」
A子「最初のころは肩をポンポンだったんですけど、
最近はよろしくね♪とか言って手を握ってくるんです」
A子「そしたら、手がヌルって!!なんか湿ってるし!!」
先輩「課長よく鼻とか顔、よく触ってるでしょ~顔の脂がいっぱい手に付いてるのよ」
A子「もうゾ~~~~~ってして・・・鳥肌立ちましたもん」
先輩「あ~~~~でもソレ第一段階だから・・・その内色々と・・・」
○○課長相変わらずなんだな・・・
あちこちでそんな愚痴や仕事の話で盛り上がってる
ふと気づくと隣にA子ちゃんが
A子「俺先輩お疲れ様です♪」
グラスにビールが注がれる
俺「ありがと♪」
泡がこぼれそうになるので慌てて口をつける
A子「あ!ごめんなさい!慣れてなくて」
俺「いいよ♪いいよ♪大丈夫こぼれてないし」
俺「A子ちゃん2年目だっけ?」
A子「はい♪まだ全然ダメダメですけど♪先輩に教えてもらってます」
俺「こうやって話すの初めてだよね」
A子「はい、前回とかまったくしゃべれませんでしたから」
俺「ははは、前回は俺たち仕事の話で盛り上がってたから、入りにくかったもんね」
A子「いえいえ、聞いてるだけでしたけど楽しかったです♪」
まだ2年目だからか無垢な感じがとてもイイ♪(笑
こんな娘が彼女だったらなんて♪
先輩女子「ちょっと俺!ウチのAちゃんに手出したら許さないからね!!」
俺「なんだよ藪から棒に・・・」
先輩女子「こいつ彼女いないのよ、ちょっと見た目がいいからって遊んでばっかりで」
俺「ちょ、ちょ、なんちゅう事を・・・遊んでないって!!」
先輩女子「同期で結婚してない、彼女いないっての男女合わせてアンタだけなんだからね」
俺「しょーがねーだろ~相手がいなきゃ何も始まんないんだから・・・」
へ~~~俺先輩、彼女いないんだ・・・
先輩女子「コイツ結構人気あんのよ~でも全然!」
先輩女子「そういえばアンタ経理のBちゃんの誘い断ったでしょ!なんで断るかなぁ~」
俺「そんなん俺の自由だろ~しかもなんで知ってるんだよ」
先輩女子「あまい!社内の事なんてなんでも筒抜けなんだから」
先輩女子「こんなんだからさ~コイツ男が好きなんじゃないかって噂も流れたり」
え・・・俺先輩もしかして・・・そっち系?
俺「なんだよ!その噂流したのおまえだろ!面白がりやがって・・・」
俺「ホント大変だったんだからな、部長とか聞いてくるしロッカーで変な視線感じるし・・・」
先輩女子「ごめんごめん♪ちゃんと火消はしたから」
俺「あたりまえじゃ!」
クス♪俺先輩カワイイ♪
人気があるのわかる♪
そっかぁ~彼女いないんだよね・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
俺「ちょ、ほら、A子ちゃんが引いてるだろ!変なこと言うなよ!」
A子「あ、引いてませんよ♪面白いです♪」
先輩女子「ほら、Aちゃん良い娘なんだからちょっかい出しちゃダメよ~~~ダメダメ♪」
・・・・・・ハハハ・・・先輩女子よ俺ら二人とも引いたぞ・・・
先輩女子「なによ~ここは笑っとくところでしょ~~~Aちゃんも笑いなさい」
A子「先輩・・・それはちょっと・・・(笑」
クスクス笑うA子を見てなんだかほんわかとなる
俺「なんか心地いいな♪」ボソッ
A子「ん?俺先輩何か言いました?」
俺「んぁ?何も言ってないよ♪」
先輩女子「トイレ!」
おもむろに立ちドカドカとトイレへ
A子「いっつもこんな感じなんですか?」
俺「うん、そうなんよ~バカばっかりでさ」
A子「楽しいです♪やっぱり参加して良かったです♪」
正座したまま両手を膝の上にのせ、俺をまっすぐ見つめ微笑む
俺・・・屈託のない笑顔がまたカワイイ♪
A子・・先輩に彼女いないの確認できたし♪
倍ぐらい歳違うからな~~絶対付き合うなんてないな~~~
先輩女子「ただいま~~♪ほら!俺!飲むよ!!Aちゃんも♪」
俺「おいおいゆっくり飲ませてくれよ~~~」
先輩女子「何言ってるの!さぁさぁ♪」
A子「私も飲みます♪」
俺「え~~~A子ちゃんまで・・・」
「かんぱ~~~~い♪」
・・・・・・
・・・・・・・・・
俺「ちょ、やっぱり飲みすぎだって、大丈夫か」
先輩女子「う~~~ん・・・ぎもぢわるーい・・・」
A子「先輩、大丈夫ですか?」
俺「タクシー捕まえるから、もうちょっと我慢しろ」
先輩女子「う゜~~~~~」
A子「俺先輩!タクシー捕まりました」
俺「ありがと、A子ちゃん後お願いできる?」
A子「はい!帰り道一緒ですから」
もっと俺先輩とお話ししたかったな・・・
でも彼女いないの確認できただけでも良しとしますか♪
先輩女子をタクシーに押し込む
じゃぁと座席から出ようとすると
先輩女子「ちょっと~~~あんたも一緒に送りなさいよ!!Aちゃんだけに任せる気!!」
えぇ~~~~~!!
(☆Д☆)キラリーン♪ここだ!!
先輩ナイスアシスト♪
A子「俺先輩お願いしてもいいですか?私ひとりじゃ部屋まで連れて行けないかも」
えぇ~~~~~!!
俺「もう・・・つーか旦那さんがいるだろ~~」
先輩女子「旦那もう寝てるから・・・」
もうひと押し!!
A子「俺先輩お願いします」
俺「う~~~~ん・・・」
・・・・
・・・・・・・
俺「そこを右に曲がったところで一人降ります」
キキ~~~~っ
俺「ちょっと待っててください、すぐ戻ります」
旦那「すいませんウチの嫁がご迷惑をおかけして・・・」
男二人でどうにか先輩女子を部屋に押し込む
旦那「俺さん、いつもすいません」
俺「いえいえ、もう慣れちゃいました」
旦那「私もです」
「ナハハハハ♪」
旦那「また、遊びに来てくださいね♪いい酒が手に入ったんで一緒に飲みましょう♪」
俺「はい、飲みに来ます♪(笑」
旦那「A子ちゃんもね♪ありがと」
じゃぁと先輩女子家を後にし、タクシーに戻る
俺「じゃぁA子ちゃん送るよ、お家どこら辺なの?」
A子「あ、○○です」
俺「ホントここから近いじゃん」
A子「ええ、そうなんです♪」
A子「俺先輩はお家どこなんですか?」
俺「△△」
A子「え!まったく反対じゃないですか!!ごめんなさい近いのかと思って・・・」
俺「大丈夫、大丈夫、毎度の事だから♪独り身だしね(笑」
A子「すいません・・・」
シュンとするA子・・・
俺・・・うわ!まずい!嫌な思いさせちゃった!!
A子・・これならうまく誘えるかも・・・
俺「気にしないで、ホントいつもの事だから」
A子「今度、お礼させてくださいね」
俺「う、うん・・・」
A子「絶対ですよ♪」
俺「うん」
A子「じゃぁ指きりです♪」
俺「え?あぁ・・」
指きりげんまん嘘ついたら針千本飲ーーます♪
指切った!
やはり俺をじっと見て微笑む
うわぁカワイイなぁ
A子「その先、突き当りを左へ・・・えぇその先、左手・・・このアパートです」
暗くて分かりにくいけど、白を基調としたまだ築も新しそうな可愛いアパート
俺「じゃぁA子ちゃん、次回ね♪」
A子「ありがとうございました♪」
そう言いながらグイっと俺の腕をひっぱる
え?ちょ・・・え?
A子「早く、俺先輩♪」
俺「え?え?A子ちゃん?」
グイグイ引っ張られる
運転手「お客さん料金、□□□□円です」
俺「あ、はい・・・じゃぁこれで・・・」
引っ張り出されるようにタクシーから降りる
俺「え?なんでA子ちゃん・・・」
A子「お礼するって言ったじゃないですか♪」
俺「え?今度って・・・」
A子「指切りしたでしょ♪それに今度は今です♪」
無垢な可愛らしいA子ちゃんが小悪魔に見えた瞬間でした・・・
はっ!イカン×2
なんて妄想を・・・
みんなはやっぱり記念撮影会中♪
さて次はっと・・・
つづく