いつもと違うコロンボはコロンボか?
久しぶりに刑事コロンボを見た。
BSで毎週放送しているらしく、録りためていたのだけれども、見てしまうのが勿体なくて録りためたままにしてあった。
だって全部見終わっちゃったら見る物が無くなってしまうから。
今日見た「初夜に消えた花嫁」という副題の付いたコロンボは、他の作品とは一線を画する変わったコロンボだった。
刑事コロンボは通常、最初に犯人の犯行シーンがあって、犯人がわかっている状態で、コロンボがあの手この手でしつこく犯人と接触をはかりながら、少しずつ犯人を追い詰めて行く、という流れになる。
ところが今回の「初夜に消えた花嫁」は、犯人が誰なのか不明な状態で事件が起こり、物語の進行と共にわかってくる構成になっている。
これじゃあ他のサスペンスドラマと一緒だ。
何をやりたかったのだろう?
冒険してみたかったのか?
それとも新機軸を模索していたのだろうか?
これじゃあダメだ。
我々はコロンボには新しさを求めていない。
むしろ、昔から変わらない、古い物を見たくてコロンボを見るのだ。
いつも通りの型にはまったコロンボを見て、やっぱりコロンボは楽しかった、思ったとおり素晴らしかった、と再確認したくて観るのだ。
そんなわけだからもう絶対に変なパターンのコロンボは作らないように。
わかったね?
と言ってみても、ピーター・フォークはもつこの世にいないし、BSで放送しているのは全て再放送で過去の物。
これから放送される物に、我々の意見は反映出来ない!!
世の中にはどうにもならない事もあるのだ。
でも、今日のコロンボは面白かった。
いつもと違ったパターンで、最後まで一気に見て、夜ふかししちゃった。
そろそろ寝よう。
おやすみなさい。