「人生に起こることは何でも楽しまな」
50代前半  大阪府
5/6 18:09
「人生に起こることは何でも楽しまな」
「あまろっく」ってなんや?
「あまろっく」という言葉を初めて見たのは、地下鉄の駅に貼られていたポスターを見たからだった。

その時、通っていた就労移行支援事業所に行くために地下鉄を利用していた。
毎日使う駅の構内に貼られているので、毎日目にする為、気になっていた。

しばらくすると「あまろっく」が何なのかわかってきた。
尼崎を舞台にした映画のポスターだった。

公開日が近くなると、テレビで主演の江口のりこさんを見かけた。きっと、映画の宣伝のために関西色豊かな(でも全国放送)土曜の朝の情報番組に出ていた。

そのせいもあって、「観に行きたい」と思っていた映画だった。

上映劇場と上映時間を調べる為に、映画の公式サイトをブックマークしておいて、近々行こうと思っていた。

あらすじも見ず、今日観に行ってきた。
上映時間がたくさん設定されている大阪の劇場が
「大阪ステーションシティシネマ」だったので
数年前に大阪駅が新しくなってから、ずっと再開発が続いていて、進化し続けている「キタ」梅田まで
久しぶりに映画を観に行ってきた。

<公式サイトより引用>
巨大な閘門「尼ロック」により水害から守られている町、尼崎市。 この街で生まれた近松優子は「人生に起こることは何でも楽しまな」が口癖の能天気な父といつも優しい母の元で育った。ご近所さんと話し込んでばかりで働いている気配すらない父のようにはなりたくないと、優子は幼少期から勉強でも何でも全力で取り組み、大学卒業後は東京の大手企業で働いていた。しかし理不尽なリストラで失業し、39歳、独身にして優子は再び尼崎に戻って来る。・・・・

「あまろっく」ってなんや? は「尼崎閘門」だった。閘門は英語で「LOCK GATE」なので、「尼ロック」の名で親しまれているそうだ。

映画は、「笑いあり、涙あり」「人生は悲喜こもごも」という内容だったが、本当に素敵な映画だった。
優子の父「竜ちゃん」(パンフが売り切れで正式な名前がわからない。) は、能天気だが、大切なことをいつも教えてくれる父という印象だった。

前妻(優子の母)が亡くなった時も、優子に梅干し入りのドでかい不恰好なおにぎりを握ってやり「食べて寝たら、たいがい何とかなるもんや。」と普通にサラッと言うのだ。(自分も愛妻を亡くしているにもかかわらず。)

そんな竜ちゃんが、市役所勤めだった20歳の早紀と再婚するところから、いろんなことが巻き起こる。

全編を通して、「笑いあり、涙あり」のいいストーリーが続き、文字通り鑑賞中に「笑ったり、涙したり」した。そのたびに、自分の人生とちょっと重ねあわせたりもして。

そして、観終わった後は竜ちゃんの
「人生に起こることは何でも楽しまな」という言葉をかみしめている。

阪神淡路大震災を経験して「生き残った俺らは笑って生きていかなあかん」と言っていた竜ちゃん。

阪神淡路大震災を経験した時、私は25歳になる年だった。
「生き残った私らは笑って生きていかなあかん。」
そう、「人生に起こることは何でも楽しまな。」

辛いことも、楽しいことも。
辛いことだけの人生も楽しいことだけの人生も
あるわけないのだから。

誰の人生だって「悲喜こもごも」なのだから。

「あまろっく」から学んだのは、そんなことだった。
観終わった後には、ちょっと元気になって
また明日から生きていこう。と思えた。
素敵な映画だった。

ちょっとだけ出演していた浜村淳さんや
毎日放送の上田悦子アナ、河田直也アナを大スクリーンで観られたのも、何だか嬉しかった。
コメントする

コメント

50代前半  大阪府

5/15 21:55

2.  >>1 アギーさん
いい映画でしたよ。(^ー^)
久しぶりに映画館で観たのですが、「観て良かったなぁ。」と、しみじみ思う映画です。

50代前半  神奈川県

5/13 11:21

1. これ、見に行こうと思ってたんですよー。
やはり面白そう。

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…