買い物をして店を出てすぐに

後ろから声をかけられ
私が振り向くと
男「ちょっとすみません・奥さん
ｴｺﾊﾞｯｸﾞの中にお金の支払い済んで無い商品があるんでちょっと
事務所まで来て貰えませんか？」

私「いえ何かの間違いでは無いですか？」

私は思いがけない言葉に
怒りさえ感じ
体が熱く火照るのを感じた

私「ちょっと…」
二人の男に前を塞がれ
一人の中年男性が
私の腕を強引に掴んだ

男「問題が無ければすぐに終わりますし
此処は店の前
人の目もありますから
別に私は此処で話ても大丈夫ですけど
困るのは奥さんあなたですよ」
男の嫌らしい見下した視線と
ねっとりとした口調に
寒気を感じながらも
私は何もしていないし
万引きなんて
有り得ない
すぐに終わる
なんて謝罪させるか？どう責任を取って貰うかなんて簡単に考えながら
店の裏側にある商品倉庫に連れていかれた
椅子に座るよう指示され私は男の前に座った…男】レシートと商品を出して貰えませんか？

今から荷物を全て机に並べて

一人の男が
ドアに付いている鍵を掛けた

ｶﾁｯ

腕組みをして
私の横で
私の荷物では無く
私の胸元に視線がつき刺さる

前の中年男性が店長らしき身なりでは無いのも少し違和感を感じながら

言われるまま
ﾊﾞｯｸﾞの中から
商品を取り出す
大根
キュウリ
ナス
ごーや
豆腐
牛乳にパン
もやし
鶏肉

夫婦二人なんで大量に買う事は無い

あれっ見た事も無い値札の付いた
コンドームの小さな箱が入ってる？

私の知らない間に何故
私のﾊﾞｯｸﾞに入ってるんだろ？…

男】奥さん
それはどう見てもうちの商品ですよね…
追い詰めるようにねっとりとした冷淡な言葉に
私】あの…
何かの間違いです
私のぢゃありません

男】いや奥さんのﾊﾞｯｸﾞの中から出てきて
うちの値札が付いてる
レシートには
あれっ
のってませんね困るんですよね…
こんな事されると」

私】言え何かの間違いです
本当なんです

私は前に座っている男に
無実である事を告げた

男】奥さん
他にも何か？隠してんぢゃ無いの!
ほらっ女性って隠すところいっぱいあるからさ…
別に奥さんの態度次第では
警察呼ばなくても穏便に済ませる事も出来ますからね…

男はニヤリと口を歪めた

私】あのお金は払いますから
払えば問題無いですよね

私は罪を認めてお金を払ってこの場所から
逃げ出したかった 続く？