家族団欒に田舎の母を思う
ゴールデンウィーク7日目
急に息子が帰ってくることになったので、義母や義兄も誘ってみんなでランチをすることになった
少しだけ改まった時に行く丘の上のイタリアンレストランも中華屋さんも、そしてお蕎麦屋さんもどこもいっぱいで予約できなくて、結局、馴染みのカレー屋さんに行った
家での食事では、あまり喋らない息子が、レストランだと次の料理が出てくるまでの空き時間にいろいろと話をしてくれる
今日は尊敬する叔父さんが居たので、より話に熱が入っていて、おばあちゃんも孫の話をうれしそうに聞いている
家族のたわいもない団欒に幸せを感じていると、ふと田舎で一人暮らす母が思い出された
帰宅後、母に電話をした
電話の向こうの母は元気そうだったが、やはり少し切ない
大昔母に、遠く離れていて、何も親孝行ができなくて悪いね、という話をしたところ、その分自分のそばにいる人によくしてあげなさいと言われ、それから周りの人に遠慮なく親切にできるようになった
そのおかげがあるのかないのかはわからないが、母は今、親戚はもちろん、近所の人たちに助けてもらって何とか一人暮らしを続けている
これからも母の言葉を胸に、できるだけ周りの人に親切にしていきたいと思った穏やかな休日の夕暮れ