七夕伝説
60代前半  大阪府
2019/07/07 5:58
七夕伝説
天の神様の娘「織姫」はそれはそれは

美しいはたを織っていました。

神様はそんな娘が自慢でしたが、

毎日化粧もせず、身なりに気を遣わずに

働き続ける様子を不憫に思い、

娘に見合う婿を探すことにしました。


すると、ひたすら牛の世話に励む

勤勉な若者「彦星」に出会います。

この真面目な若者こそ、娘を幸せに

してくれると思い、その若者を娘の結婚相手に

決めました。

そんな二人は毎日仲睦まじく暮らしましたが、

どういう訳かこれまでとは一転して遊び呆けて、

仕事をしなくった為、天の服は不足し、

牛達はやせ細っていきました。

神様が働くように言うも、返事だけで

ちっとも働こうとしません。

ついに怒った天の神様は、織姫を西に、

彦星を東に、天の川で隔てて引き離し、

二人はお互いの姿を見ることも

出来ないようになりました。

それから二人は悲しみにくれ、

働こうともしなかったため、

余計に牛は病気になったり、

天の服はボロボロになっていくばかりです。

これに困った天の神様は、

毎日真面目に働くなら7月7日だけは

会わせてやると約束をすると、

二人はまじめに働くようになりました。

こうして毎年7月7日の夜は織姫と

彦星はデートをするようになりました。
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