賃金とメーデー
40代前半  東京都
2022/09/02 3:04
賃金とメーデー
5月の記念日といえば
日本では母の日を思い浮かべるけど
欧米では
メーデーの方が重要かもしれない
メーデーは労働者の祭典
労働者の労働状況の改善を求め
労働者が声をあげる日

実は日本でも統一メーデーと言う物が1989年迄行われていたが
参加者の減少に伴い行われなくなった

日本には
多くの労働者組合がある
一番大きいのは日本労働組総連合会で
加入者は700万人程だ
国の調査では
何かしらの労働者組合に加入している人は
1000万人程だとされてるから
実に7割だ
支持党は立憲民主
国民民主
社会民主


一方で
日本の労働者総数は6500万人を超える
労働者組合に非加入者が
5000万人以上いると言うことだ
この状況は長く続いている
非正規社員が増え
3分の1の労働者が非正規雇用だ


これが何を
表しているかと言うと
日本の労働者組合は非常に弱いと言う事だ
そして
日本の労働者は
自分達で賃上げ交渉等をしてこなかったと言う事だ

航空や交通機関企業の労働組合は
昔から賃上げ交渉していた
ストが毎年ニュースになったりしていた
しかし
多くの企業では
労働者が賃上げ交渉をすることはほとんどない

日本の賃上げは
政府の主導が多い
政府が企業連に要請する
これは
他国からすると健全とは言えない

企業と労働者
対等ではなくとも交渉する事が健全で
その為の窓口が労働者組合であるはずだ
しかし
日本では
機能しているとは言い難い

その弊害が今起きている
世界的には日本の賃金は安いと言う報道多く出ている
これを政治のせいだと言う人も多いが
実在はそうではなく
日本人の特性が原因の一端だ
自らで交渉してこなかった
交渉する事がある意味タブー視されていた
それの結果が今だ

企業と労働者がやっと平等に成りつつある今
政府主導の交渉ではなく
自分たちで交渉し勝ち取る事をしなくては
日本は落ち込んでいくだけだ

中小企業が多い日本
しかし
中小企業だとしても
そう言った交渉が
社員や会社を活性化させるのでないかと
少し思う
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