矛盾してるようだけど
人の精神や身体はそうできている

安定した状態とは
変化が無い状態だ
生物は日々細胞が死んで
日々分裂して生まれている
骨なら
一年で20%が生まれ変わっている

脳は刺激によって様々な反応をする
その反応が精神に現れたりする
体内情報や外部環境の刺激が
脳で処理され
様々な感情を生み出す
不安や怒り
悲しみや寂しさ
後悔や悔しさ
それぞれ
生存や危機管理には必要な感情だ

潰れて壊れそうなそれらも
意味がある
だから
不安定になっても
それは正常で当たり前だ

倒れる前に足を前に出すから歩ける

わざとバランスを崩す事が歩く事の最初でもある

不安定は
先に進む為に必要なモノ
だから
安定や
完全を求め過ぎなくて良い

自分の足が前に出ないのなら
誰かに
何かに頼っても良い

何もしなければ
倒れるだけ

支えを得るのも難しいけれど
それさえしないのなら
自ら倒れる事を望んでいる


倒れたいならそれも良い
けれど
それなら
そうなった事を何かの誰かのせいには出来ない

不安定な正常
誰もがそうで
誰もが悩む事

自分だけじゃない
それは
存外当たり前の事