オーストラリアの賃金は
スーパーのスタッフで時給2500円程だそうだ
けれど
オーストラリアの物価はかなり高い
その上
クリスマスなどはサーチャージ追加料金がかかる
内地は水が貴重
イタリアやイギリスよりも高い物価が
賃金の高さを生んでいる
オーストラリアドルは91円程
アメリカドルが137円
物価もアメリカの方が少し安い
出稼ぎに行くならアメリカの方が良いかも知れない

物価と賃金のバランスは
何より重要で
賃金が上がっても
その分物価上昇すれば生活水準は変わらない
政府は
物価上昇すれば税収が増えるから
その方が良いのかも知れないけれど
安易に他国の給与を
鵜呑みにしてしまうのは危険な気もする

日本は
欧米諸国に比べると
社員に対する福利厚生が多くある　
簡単な一例では
交通費の支給だ
様々な保険と拠出金もそうだ
　
その為
正社員を減らして
派遣社員を使う企業も多い
賃金の引き上げは
確かに必要かも知れないけれど
企業が正社員を雇いやすくするのも大事だと思う
日本は
労働者に寄り過ぎて
会社が正社員を解雇する事が簡単ではなくってしまった
それは
企業が正社員を雇い辛くしている様に思える

企業と労働者が対等である事と
解雇する権利が企業側にある事は
全く別問題だ

オーストラリアをはじめ
欧米では
日本では考えられないくらい解雇が簡単に行われる
高い賃金を払う価値が無ければ
解雇される

今の日本には
それができない

こういった事を踏まえて
賃金の話しをしないと
日本経済はボロボロになり
その煽りを一番受けるのは
賃金が上がると喜んでいる若者たちや
非正規で働く派遣社員だと思う