広島で核廃絶でなく核削減使用抑止の宣言に対して
批判の声が上がっている
核兵器の唯一の被害国である日本
広島長崎の被害を知る当事者と
その記録を遺し公開する場所で
各国の首脳のコメントが気に入らないと言う

個人的な意見を
国の現役首脳が言えるわけがない
どんな悲惨な被害の記憶を見ても
核兵器の有用性から目を背ける事が
国益を損なう事を理解したくなくても
しなければならない立場だ

戦争反対
核廃絶
それはすごく良いことだ
対話と法で解決出来る世界
核や細菌、ウイルス兵器のない世界
協調と共生の世界
言葉にするのは簡単だ
けれど
そこに至るのは
人類の歴史ではなし得てない
戦争は起きるし
兵器の開発は無くならない
差別は消えないし
食料や水や燃料や資源には限りがある

その中で
今も戦争は起きているし
戦争を起こしてでも
国益や権勢を獲たいと考える国や人がいる

対話で弾丸は止まらない
放たれた弾丸は言葉では止まらない
どんな言葉でも
魔法使いでも無ければ止める事は出来はしない

だから
放たれる前に
撃てない様に
引き金を重く、硬くする為に
核の傘や同盟、兵器の配備をする

使わせない為の兵器や核が
使われない保証は確かにない
けれど
他国に
一方的に殺される、蹂躙されるよりは
自国の自制心や政府の方が
少しは信用出来る

核廃絶を訴えるのは
いい事だと思う
けれど
戦争を望んでない国に
核廃絶を訴えても
今戦争を
侵攻をしている
しようと企んでいる国が
核廃絶しなければ無理な話だ

平和の望みながら
兵器を磨くのは矛盾してるけど
そうしなければ
撃たれて死ぬだけだ

世界平和とは
世界休戦でしかない
互いに牽制して
バランスをとっているだけだ

そのバランスは
そこまで強固じゃない
すでに崩れる手前まで来ている

そういった中での
核削減や使用抑止は精一杯の成果だと
僕は思う