高時給バイト・りことオッさんの物語Part 3~勢いでコンパニオンになっちゃった編[ビール]
50代前半  岡山県
2021/11/11 22:34
高時給バイト・りことオッさんの物語Part 3~勢いでコンパニオンになっちゃった編[ビール]
前編のテレクラのサクラ[桜]バイト、
そしてバニーガールのバイトを経ての後半戦。

3度の飯よりカネが好きだった女子大生りこ。
オッさんにそそのかされて少しずつ夜の世界へと踏み込んで行き始めました。


言いなりになる私が使いやすかったのか?
はたまた稼げるオンナと見込まれたのか?


理由はよく分からなかったけれど、オッさんの
スカウトにまんまと乗って始めた次なるバイトは『コンパニオン』でした。


仕事が入ったら例のテレクラがあった事務所に集まり、メイクをして制服に着替えて
送迎の車に乗り込んで会場入りします。

大抵は県外から来た会社の社員旅行的な集まりの宴会で、宿泊ホテルの大宴会場での夕食の席に入り込み、お客様にお酌をして回ったり酔っ払いと会話したりしてました。

宴会場にはカラオケもあるのでデュエットを頼まれる事があれば、時にはチークダンスを一緒に踊って欲しいと言われる事もありました。

チークダンスなんて踊った事(ヾノ・∀・`)ナイナイ
でもお仕事ですから断れません。


酔っ払いのオッさんが臭い息とイヤらしい下心を丸出しに私の身体に腕を絡めて来ます。
オエッッて思い、ついつい腰が引けて1センチでも身体を離そうとのけぞる私。

気色悪いったらありゃしない‥[あせあせ(飛び散る汗)]


ただね。
酔っ払いの良い所が1つだけあったんです。


それは、私の大好きなお金をくれる事!笑

ベロンベロンに酔っ払ってるもんだから、気が大きくなってるんですよね。
次から次へとチップをくれるくれる♪

酔ってるからさっきくれたチップの事を忘れて
何度もくれる人も少なくありません。

この当時、多い時にはチップだけで1日10万以上貰ってました。

宴会場に3時間ばかし入って事務所のオッさんからは高時給を貰え、酔っ払いの客からもチップをたんまりと貰え、週に2回程働いてるだけでかなりの金額を稼いでました。

もちろん嫌な事は沢山ありましたよ?
お触りされる事だってあったし、飲みたくもないお酒も付き合ったし。


でもね。
辞めなかったって事はそれを差し引いても私の中でメリットがあったって事なんですよね。

1番の目的の高時給もそうだけど、
この夜の世界には沢山の学べる事が溢れてました。

会社の上司と部下の人間模様を観察するのも楽しかったし、
まだ学生で就職してなかった私には、世の中にどんな会社があってどんな仕事があるのかを知る良いキッカケになりました。

仕事先が下世話な宴会場だけではなかったので、勉強になったのは
高級ホテルでの婚礼パーティーや立食パーティーに参加してマナーを学んだり、お皿を何枚も持って同時に運んだりする事が出来るようになった事。

また自分では絶対食べに行けれないような高級料亭・割烹にも出入りしてたので
一流の味を知る機会に恵まれ、和服を着こなす立ち居振る舞いも教わりました。

高級料亭ではもちろんコースのお料理を提供するので、
料理の説明が出来るように教えて貰えて大変勉強になりました。

ゲスなオッさんも沢山居たけど紳士的な方も沢山おられ、会社の宴会場には品のない中年オヤジが溢れていたけど、高級料亭やクラブには上品な紳士がおられ‥
懐具合に比例するんだなと知りました。


自分ではとても手の届かない高級な店に出入りする機会に恵まれ、その店その店の美しい盛り付けや繊細な味付けを味わう事が出来、その上マナーや立ち居振る舞いまで仕込んでもらえて高時給まで貰える!

ウエディング会場で沢山のカップルを祝福し
お料理を提供するのはこちらも幸せな気持ちになり、沢山のハッピーのお裾分けを頂きました。

酔っ払いのオッさんとデュエットする事により、昭和の演歌を歌えるようになったり🤣


嫌な思いも沢山したけど、私はこの夜の世界を楽しむ事にしました。


高時給バイト、チップを含めると結構な金額を稼いでいたこの当時。
女子大生りこは1ヶ月に軽く片手以上は稼いでました。

下手なサラリーマンより、よっぽどお金を持っていたと思います。

しかも私、地味で冴えないオンナだったので
美容にもファッションにもとんと興味がないと来たもんでして。
お金を使うという事もしなかったので、貯金は右肩上がりに増える一方。


どんどん通帳の桁が上がって行くのを見ながら私は考えました。

嫌な事も沢山あるけど、そんなのはどんな仕事を選んでも一緒の事。
ただの女子大生の私がこんな大金を手にしてたら普通の感覚が失われて頭がアホになり麻痺するかも知れない‥

時給5,000円のバイトをして大金を稼いでたけど、普通の感覚を決して忘れてはいけないよね!!


そう思った私は、夜の仕事と並行して
時給の低い普通にキツイ仕事も沢山やりました。

喫茶店やレストランのウエイトレスはもちろんの事、工場の作業、宅配便の仕分けから横乗りしての配達、日雇いのイベント、通行人に冷たい目であしらわれる路上でのティッシュ配りのバイトなんかはむしろ大好きでした笑

高時給のバイトと普通のバイト
両方を続ける事で一般的な金銭感覚を保ち続ける事が出来たと思います。

女子大生りこ、人生の中で最も頑張りを見せて働きまくった大学時代。


大学を卒業する頃にどんだけため込んだかは想像にお任せ致します(ΦωΦ)フフフ…
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コメント

50代半ば  東京都

2021/11/11 23:32

1. バイトの日記の続きをいつ書くんだろうと、待っていました。

稼ぎのいい夜のバイトをしたらキツイ仕事には目がいかなくなるのが普通だけど、そこで金銭感覚のバランスを取ろうと考えるところが並じゃないね[手(グー)]

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