モテなかった
高校生の頃、学校から帰って自宅の車庫でバイクをいじってる時に、背後から女の子が声をかけてきた
「あのぉ~」
あ
今日はバレンタインだっけ〓
…えっ
オレ、実はモテてた〓
毛糸で作ったサッカーボールとチョコレート
「これ、弟さんに渡してください」
…
(爆)
サッカー部の弟はモテました
血を分けた兄弟なのに、最大の相違点がルックスとは
(笑)
…その後、浪人から大学生の頃は、コンプレックスの塊だった
シーズンスポーツのサークル(典型的なナンパサークル)で、サーフィンやテニスやスキー、夜は渋谷で遊び、ナンパしてた
…のは、オレの周りの男
遊びの達人ばかりの中で、あらゆるコンプレックスに縛られたオレは、気後れするばかり
あるとき、派手な失恋をしたオレは、とぼとぼ歩いて多摩川の土手で、しばらくぼーーっとしてた
この時、絶望と孤独感に押しつぶされそうになったのを、はっきり覚えています
寒い2月だった
彡
バレンタインも2月。
実は、その後に付き合った女性が、オレのせいで亡くなったのも2月。
恥ずかしながら、ここには書けない状態になり、1ヵ月は鬼畜と化していたし、トラウマから少し解かれ、人に話せるようになるまでに20年もかかってしまった
ともかく2月は厳しい季節。
だけど、
これら2月の寒さと寂寥があって、今があるんでしょう
2月があるから今日の3月がある
2月といえば、一番寒くて厳しい時期です〓
でも、それが春の予感かもしれません
孤独と向き合うこともまた、大切な時期なのだと思います
その後、浮かれた春のようなモテ期が訪れても(ウソ)
家族が増えても、
この孤独感は完全に消えたわけではありません。
というか、永遠に消えない気がします
やっぱり人間は独りなんでしょうね。
生まれてくる時も、死ぬ時も。
いつも独りなんだと思います
だからこそ、誰かと一緒に居る時は、その孤独の中にある一瞬の光のような、特別な時間なんだと思う
〓
一人ひとりの束の間の時間だから、穏やかに温め合おう
春はもうすぐそこ