なんか…怖くなってきたな…集団で絡まれたら嫌だし…
そんな思いが募り始め…
正直に彼女に言った…
「多分…沢山の人に今見られてる…」
「えぇ
何でもっと早く言わないのよ
どうしよう
」
「とりあえず…逃げるか
」
二人は足早にその場を立ち去る…しかし、人影はついてくるような気がしてならない(被害妄想の可能性高し)近くの地下鉄駅に乗り込み、終点までとりあえず乗った。みんなが降り、人のいない地下鉄のホーム…
「誰も人いないね…」
「うん…」
「焦ったね~
」
「そうだね
逃げれてよかった
なんか変なんにつきあわせて悪かったな
じゃあ、帰るか
今日は楽しかったよ
ありがとう
むちゃくちゃ言ってごめんね…」
俺は、そう言い二人で地下鉄に乗った。まばらに客が乗ってくるが、人はほとんどいなかった。遠くの車両にポツポツと5、6人程度。
地下鉄は発車し、車掌が通り過ぎて行ったその時だった…
彼女は前触れもなく、素早く…
キスをした…
それは…
本当に一瞬だった…
だけど…
確かに唇に感触があった…
呆然…
「ちょ……………な、なんで?なんで??なんでしたんよ???」
状況の把握もできない状態から少しして出た言葉はそれだけだった…
「なんとなく…してもいいかなって思ったから…」
恥ずかしがる彼女の顔…
忘れることはないだろう…
目を閉じるまもなく、唇を奪われた話…
コメント
2011/03/30 15:29
1. いやん
返コメ