被災地
これは、実際に見て感じたこと。やったことは、不謹慎かもしれない。だから、見たくない人は引き返して次の日記でもみて下さい。
その日、遠くからの客人を乗せて、海へと車を走らせた。思い出の、海へと。そこは、俺にとって大事な場所。
俺も、すべては聞いた話でしかない話をしながら、徐々に向かう。
少しずつ、被災が見えてくる。まだある、嫌な臭い…
海につく。大きな瓦礫は撤去され、自衛隊もいない。個人や工事の車、役所の人…平日の海は、何も変わらず客人を待つ。
何もない、視界が開けた場所。けど、元を知らない人がみたら、それだけではイメージがわかないのかもしれない。そこは、住宅地で、堤防なんて見えなかった。
相変わらず、海に攻められた砂浜には、コンテナの山。水は陸地のあちこちにたまっていた。
北上を続け、南三陸町についた。そこは、一面瓦礫の山だった。残る建物はがらんどう、道路だけが、かろうじて整備されていた。
海沿いを走ると、すぐ道路の真横にまで海がきている場所もあった。
高台には無事な家もあって、人もいた。
南下していく中、日が暮れていく。
ライトのないトンネルを幾度かぬける。せまい、砂利道を進んでいく。進んでも、進んでも、同じ景色。不気味な静けさだけが、その場に残る。海はやっぱり何事もなく穏やかで、丸い月の光だけが、煌々と輝く。
口数はいつのまにか少なくなり、ただ祈るように光を目指す…
やっと光をみつけ、車も増えだした。コンビニにとめて、道を確認した。どこか、ホッとした。
つい、数日前の話。
コメント
2011/07/16 17:30
6. >アスパラさん
ですね。先週もあったから、ビビりましたね。
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2011/07/16 13:58
5. >天佑神助さん
津波はともかく、あの長い揺れは体感したから、なおさらですよね
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2011/07/16 13:42
4. >アスパラさん
邪魔だけは絶対にしません。あの、なんとも言えない、暗い雰囲気…思い出すだけで緊張が張り詰めます。
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2011/07/16 13:39
3. >打首学問同好会様( ´Д`)y━・~~さん
賛同いただきありがとうございます。同乗者は、復興のスピードと被災地の差に驚いていました。本当に、最後まで早い復興を願います。
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2011/07/16 13:14
2. こんにちは
被災地へは観光でもいいと思うのです
復旧の邪魔にならないように
そして気落ちよくお金を落としていってくれれば
帰って現状を話ししてくれれば
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2011/07/16 12:55
1. ウーン、生々しいですね。(ーー;)
これが『今』の『現状』ですね。
九州まで離れてしまうとわかんないんです。
『現状』
エグいを通り越した『今』を
また、書いて下さい。
わかんない人達に
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