兄貴①~序章・震災~
運命って、信じますか?
くだらないと思う反面、俺は信じてます。
兄貴については何度も日記に書いてきた。同じことを書くだけかもしれないけど、書くのは感謝、そしてこのタイミングで書くのもまた運命か…そう感じることが、少しあるから。
兄貴を語る時に、震災は欠かせない。もしかしたら、それがまた気持ちを強固にしているのかもしれない。
2011年3月11日金曜日。その日は夜行バスで東京に向かう予定だった。朝から、妙にウキウキしていて。ただ1人の男に会うためだけの、旅行。
光、水、ガスのない世界。同じ通勤路の、見違える光景。本当に人生が終わったかもと思う瞬間。
連絡がとれたのは、5日くらいはしてからだろう。すごく、すごく心配をしてくれていた。それだけしか、覚えていない。ただ、それがたまらなく嬉しかった。
その後、ちょうど1ヶ月後の4月12日に、出会った日記を書いていた(遡って見てみた)今考えると、もっとすることがあったように思う。けど、この状態で仕事が始まったらもう当分会えない気がする。そんな気がして。何か、(脅迫的な意味でなく)会わなきゃいけない気がして。
そうやって、その時はきたんだ…
余談
今の被災地…どうしても、たまに海に行きたくなるんだよ。小さい頃に、何度も行った海に。思い出のある海に。がれきも臭いもなくなって、ただまっさらな一面で。あるいは、雑草がただ家跡に無造作に生えてて。もう生きてる間は以前の景色は見れないよね。子供だって大人だって、傷を癒すのは大変だから。偽善が過ぎるかもしれないけど、苦しむ人、苦しんでる人が少しでもいなくなったらいいなって思います。
コメント
2012/12/06 22:27
4. >あつし(▼皿▼)Ψさん
まだ一話目だよ(笑)てか、色々兄貴の日記のコメに突っ込みいれたいけど、恥ずかしくてできない(笑)
返コメ
2012/12/06 22:21
3.
忘れねーよ
一生忘れないだろな
神くんには、感謝してるよ
とりあえず、ドラムつけてみて♪(アバター話)
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2012/12/06 22:18
2. >ちどりさん
そっか。情報が少なくてすみません。大変なことって、当事者にならないとわからないよね。俺も含め。
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2012/12/06 22:16
1. 臭いなくなってよかったね。うちはまだ臭いよ。
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