公園｜ワクワクメール

公園

「公園でお酒が飲みたい。」

あの人がそういうから、公園に向かった。

親友と、俺と、女性。

青春、かな。

「こんなことになるなんて、１年前は思わなかったね。」

彼女の言葉に、不穏な空気。沈黙。話題を変えてしまって、俺は後悔した。

「ネットの世界で語るって、軽い。」

彼女の言葉を、俺は否定した。

「今、どんな気持ち？」

彼女の問いに、親友は答えた。

「悲しい、かな。」

続けて、俺が答えた。

「楽しい、かな。」

「じゃあ、君は？」

「どっちなんだろう…」

俺の問いに、彼女はそう答えた。それが、今の彼女の悩みととらえるのは、安直なのか。

「俺が右手、親友は左手、おいで。」

「ぼくはそういうのは、嫌いです。」

親友は、ハッキリそう答えた。

「夢みたいですね。遊びすぎれば、狂いそう。」

親友はそういった。

ブランコ、ジャングルジム、鉄棒、土管くぐり

静寂の公園に、風の音色

光るタワー

月明かりが眩しい

「私、どっちの車に乗ってかえればいいの？」

「好きにしたらいいさ。」

俺の言葉に、少しの静寂

「僕の車で、送りますよ。」

親友のちからづよいことば

そう譲るのが、筋だろ。

俺の心のつぶやき

けど、それは俺が言いたかった台詞

けど、それは俺が言えなかった台詞

逃げてるのは、俺？親友？それとも、両方？両方違う？

親友は、あわせ鏡にみえる。負けたくないのに、俺がもってないものをたくさんもってる。悔しい。

俺にできることは、包容力、安心感、愛の気持ち、いわゆる優しさ

見えない未來に、元気な心は枯れていく

眠れない夜

寝苦しい夜は、もうすぐそこに