海外出張中に危篤の報せ。そして命を見つめました。【どこにでもあるおはなし】
滞在先のロサンゼルスで危篤の連絡を受けた現地時間午後23時。
半年前もそんな状態になって奇跡的に回復したが、今回は老衰の為まず間違いなく別れは近いうちに訪れる。
そんな状況下、どれだけ急いでも日本に着くまで丸一日以上の時間がかかる。
ただでさえ時差ボケで疲れていても寝れないのに焦りがそれに拍車をかける。
海外に関わる仕事が多くなってからこんなケースは有り得ると思ってたけど、いざその状況になってみるとほんま、"What a fate!"という感じ。
でも、来月のヨーロッパ出張まではもたないと思ってたし、出張直前にそのタイミングが重なったらどーしようとか、口には出さないが心の中では色んな事を考えていた。
でもばーちゃんは、このタイミングで旅立った。
正直、唯一今なら仕事に迷惑がかからない、挽回できるというタイミングで。
そして待っていてくれた。ほとんど骨と皮になりながら、最後の命を僕の帰国まで燃やし続けてくれた。
僕がばーちゃんの家についてから一晩を過ごし、朝方にばーちゃんは旅立った。
僕の事だけでなく、医者や看護師さんにも迷惑をかけまいとしてくれたんだろう。最後までしっかりしたばーちゃんだ。
そして最後に一晩、集まってくれた家族みんなで過ごしたいという思いもあったんだろうか。
ばーちゃんが旅立つ瞬間、仮眠をとっていたが気付いた。そして起き上がり顔を見ると、少し微笑んだような顔をして、次の瞬間息が止まった。
本当に安らかで、幸せそうな顔だった。
一日が過ぎた遺体も死人とは思えないほど血色良く、生きているみたいだ。
まさに大往生と言えるだろう。
ロスの夜と、帰りの飛行機でそんな状況の中永遠のゼロを見たせいで泣きまくっていたので、対面した時は、みんな泣きまくってたけど、僕は笑顔で見送ることができた。
そして通夜、告別式が終わった。家も近く、自分にとって本当に身近な人の死は、今回が自分にとっては初めてだ。
棺桶に入れられたばーちゃんは、死後2日が経過したとは思えないほど顔色がよく、最後まで綺麗だった。
最後まで泣かず、笑って送る事が出来たけど、やはり火葬される瞬間、とても辛かったし疲れがどっと出た。
でも、身近な人の死を見て、人間は、命は限りあるものである事を再確認して、さらにその死を糧に、残された人はより一層素晴らしい未来にしていく必要があるのだろうし、それが旅立つ人の最大の望みなのだろう。
俺は、ばーちゃんの孫でよかったです。今回、ばーちゃんの話も含めて、家族で普段はしない話もいっぱいする事が出来ました。
改めて、ばーちゃんはすごい人だと思いました。
本当に、今までお疲れ様、そしてありがとう。しばらくゆっくり休んで、また、ゆくゆくは新たな人生を。
ばーちゃんがこの世にいるうちは間に合わなかったけど、絶対に、綺麗なお嫁さんを貰って、最高の笑顔で報告します。待っててな。
今回、死は身近にあるって事に、改めて気付きました。いや、初めて気付いたかもしれません。
僕も、いつか旅立つその時まで、精一杯、あなたの孫である事を誇りに思い、心の中のあなたと共にこの生を楽しんでいきます。
だから今だけは、思い出の中で、僕も一緒に少しだけゆっくりさせて下さい。
改めて、本当に、ありがとう。ばーちゃん。
どこにでもあるストーリー、みんなが通るストーリー。大した話でもないのに長文すいませんでした笑
これが、"生きる"って事なんですね!
みんな誰かと別れ、辛い思いを胸にそれでも前を向いている。僕もそんなありふれたストーリーを、精一杯頑張っていきます!!!
コメント
2014/04/26 16:55
11. >>10 (^ν^)さん
あれパチ屋は昔じゃなかったっけ?失礼w
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2014/04/26 11:43
9. >>8 (^ν^)さん
仮に持つ予定があっても富山遠すぎw
ほななおさらつらいな(>_<)
俺は休みやでー休みでよかったわ(>_<)
仕事何してるん?
返コメ
2014/04/26 0:53
7. >>6 (^ν^)さん
そっか、、おじぃちゃんの事好きやったんやね。ほんまにお疲れ様でした。
日記は読むけど足にはならんよ(笑)
返コメ
2014/04/25 18:34
5. >>4 (^ν^)さん
ありがと( ´ ▽ ` )ノ
今日から仕事で嫌やったけど逆にだいぶ気まぎれたわ!
そっちも辛かったんやねー(>_<)大変やけど可愛がってくれた人の為にもお互い笑顔で頑張ろう!
返コメ
2014/04/24 21:56
2. >>1 natumiさん
コメントありがとうございます!そうですね、辛くないつもりでしたが身体にはなかなか応えてるようです。。
しかし自己満で日記に書き殴ればそれなりに和らぐもんですね。笑
お父さま、お母さまとの別れはもう一段階辛いですよね。。
友達にもそんな人が何人もいます。
大変な辛さだったと思います。。
命の重みや儚さを感じました。
それでも笑って生きていきたいですね( ´ ▽ ` )ノ
辛いけど、旅立つ人を悲しませない為にも。
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2014/04/24 20:48
1. おばあちゃまとのお別れ、きつかったと思います。
私は、おととし父を亡くしました。
後悔も沢山あります。
ただ、私には楽しい思い出が沢山あるので、後悔より思い出を胸に生きていくつもりです。
命って、脆く、尊いものですよね。
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