迷子を拾ったら、パパになった件について。
30代前半  東京都
2012/01/26 14:28
迷子を拾ったら、パパになった件について。
さあ、俺は今日1月で一番機嫌が
良い日だけど、みんなはどお?



今日もジョギングへ行ったんだけど、
途中で、幼稚園児の大名行列に出くわした。
ほほえましく眺めていたら、
昔の記憶が蘇った。
それについて書いてみる。



たしか俺が22か23の頃。
某「ダイエー」で、短期のバイトを
していたときの話だ。


いつも通りに現地に着き、仕事をしていた。
バイトを始めて2時間後。



前方から泣き声が聞こえてきた。




「ママ~~~」




30mくらい先から、推定2歳くらいの男の子が歩いてくるのが見えた。




「ああ、迷子だな」




特に気に留めはしなかった。


人が一杯歩いてたから。


しかし、その男の子は泣きながら
ドンドンこちらに向かって来る。



「こんだけ泣いてりゃ、誰か声かけるだろ」



仕事熱心な俺は、完全に人任せにしていた。



しばらくすると、15m、10m、5mと
近寄ってきた。




最終的に、











俺ん所に来ちゃった(笑)








その当時のバイトは、時給+歩合だったので、
正直に言うと子供に構っている場合で
はなかった。









「んだ、おめえ。面倒くせえな・・。」








と、思っていたが、気が付いたら











男の子を抱っこしちゃってた。 テヘっ!









だって、子供可愛いんだもん。







泣きじゃくる子供を抱き上げた俺は、
そっと声をかけた。




俺「僕、どうした?ママはどこ?お名前は?」




子供「しょうちゃん・・・。」





力なく子供は返事をした。



名前はたしか「しょうた」だったように思う。



俺は涙でぐちゃぐちゃになった、
しょうちゃんの顔を拭き、
こう言い聞かせた。


俺「そっか!じゃあママを一緒に探そう!
ママはすぐ見つかるから大丈夫だからね~。」



しょうちゃん「うん・・・。」



返事は出来るようだ。

ここでのポイントは、決してネガティヴな事を
子供の前で言わない事だと思う。

子供って、言葉の意味は分からないけど
「響き」はよく分かる。



「ダメだね~」とか「見つからないね~」
とか「来ないね~」



などと言えば、その言葉の響きを察して、
一気に不安になる。


だから俺はしょうちゃんを励まし続けた。


とはいっても、さすがに俺が歩き回って探す
わけにも行かないので


某「ダイエー」の店員さんに
しょうちゃんをお願いする事にした。



レジ近くに向かうと、20代後半から~30代前半の優しそうな女性がいた。
この方なら安心して任せそうだ。


そこで、店員さんに近づきこう話した。


俺「すいません。迷子を預かってるんですが、
お願いできますか?僕も仕事があるもんで。」


店員「分かりました!
ではお預かりしますね!」



良かった。

これで仕事に戻れる。



そしてしょうちゃんを店員さんに
渡そうとした。



店員「は~い。じゃあママ来るまで
一緒にいようね~」





しかし、次の瞬間、予想もしない事が起こった。



















しょうちゃん「イヤあ~~~~」
















物凄い勢いで嫌がった。

周囲は騒然とする。

俺もビックリしたが、しょうちゃんを

なだめて再度店員さんに渡そうとした。



しょうちゃん
「イヤあああああああ~~~~~~」




さっきより2倍は嫌がっている。
そしてしょうちゃんの両手は、ガッチリと
俺の服をホールドしていた。
無理に引き剥がすのは難しい。



店員さんと俺には、気まずい空気が流れる。



仕方が無いので、店員さんにこう言った。



俺「じゃあ、お母さんもすぐに来ると思うんで、
僕が抱っこします。」


店員「分かりました。では、すぐに迷子のお呼び出しをしますね!」



こうして俺としょうちゃんは、
ひとつになったw



店員さんが呼び出しから戻ってきて、俺と二人でしばらく立ち話をしていた。


しょうちゃんは、俺の顔を見つめている。


俺「この呼び出しをかければ、
お母さんはすぐに来ますね!」



などと楽勝ムードで談笑していた。



しょうちゃんは、まだ俺の顔を見つめている。




しかし、次の瞬間、俺と店員さんの間に
衝撃が走った。












しょうちゃん「パパア!!!!!!」













このクソガキ、俺の顔を見てとんでもない事
を言いやがった!


店員さんが「え?」という顔をして俺の
ほうを覗き込む。


俺は大いに慌てた。
パパと勘違いされたら困る。
俺は無実だw



俺「俺はパパじゃないよ!パパじゃない。ママもうすぐ来るから待っててね。」



と、必死になってその場を取り繕う。



そうしたら店員さんが空気を察してくれて、


店員「パパのわけがないですよね~~(笑)」


と、微笑んだ。


良かった。


危うく、自作自演の迷子と
勘違いされるところだった。


しょうちゃんは恐ろしい子だ。


困ったもんだ。


でも、顔を見ているうちに、なんとなく
親近感が沸いてくる。




やはり可愛い。




一瞬このままもらってもいいかなと思った。






呼び出しから10分後、まだ母親は来ない。



するといつの間にかしょうちゃんは、
俺の腕の中で寝てしまった。


寝息を立てて、完全に寝ている。






かわええ!





その様子を見て、店員さんが笑う。

完全に俺を信用してくれたみたいで
嬉しかった。

しかし、みんなは知ってるか分からないけど、




凄い重い。




寝た子はめちゃめちゃ重くなるのだ。

俺の服から両腕を離してしまったから、
尚の事重く感じるんだろう。

マジでキツイ。

冬場で暖房を効かせていたから、
汗が出てきた。




俺「ママ、早く来てくれ!」




心の中で叫ぶ。正直ちょっと疲れた。



20分後、まだ母親は来ない。



これだけ母親が来ないと、段々と周囲の空気も
重くなる。


俺も一瞬「母親はネグレクトか?」と思って、
不安になった。



当時も、子供の置き去りなどのニュースが
頻繁にあったからだ。



そして3度目の放送から数分後、
一人の女性が駆け寄ってきた。




母「しょうちゃ~~~ん!」




涙で目の周りの化粧が落ちていた。

が、確実に母親だろう。




母「すいませんでした!
しょうちゃんどこ行ってたの~~~?」




俺「お前が目を離すからだよ」



と、言いたかったがグッとこらえた。



しかし、母親がしょうちゃんを見て、
泣きながら一瞬だけ「クスッ」と笑った。



だって、






しょうちゃんは俺の腕の中で、
グッスリ寝ていたからだ。





母「しょうちゃん!」


しょうちゃん「ママ~~~~!」



という、涙涙の感動的な再開を期待していた
母親にとっては、かなり不本意だったかも
しれない。








しょうちゃん、思いっきり寝てるしw









仕方が無いので、俺がしょうちゃんを起こす。



俺「しょうちゃん、起きて!
ママだよ!ほら!」


しょうちゃんは「うるさいなあ~」という
顔をして渋々起きた。


母親は少々呆れている。


そんなやり取りがありつつも、やっとの思いで、しょうちゃんを手渡す事ができた。
良かった良かった。




だが、俺にとっては歩合も減ったし、
ヤレヤレな一日だ。











でも、ふと思った。












「しょうちゃんのパパになるのも
悪くないなあ。」と。








おわり
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コメント

30代前半  東京都

2012/01/27 8:43

6. >やずや@日記友募集中[!!]さん

おまww

それ、糸くずだからw

今度見かけたら、とりあえず引っ張ってみます。

2012/01/27 2:14

5. >ラフレスさん

運命の赤い糸って…
赤い服の袖からぴろっと見えてるやつじゃないよね?(;´Д`)

30代前半  東京都

2012/01/27 2:09

4. >やずやさん

それがね。

めっちゃ普通のお母さんだったwww

運命の赤い糸なんてね~よ!

シクシク。

2012/01/27 1:56

3. >ラフレスさん

お母さんが美人でボインならパパになります(・ω・)

30代前半  東京都

2012/01/26 22:30

2. >平面ウナギさん

あざ~~す!

日々ムダにあがいて生きております(笑)

良かったら、また見に来て下さいね~!

2012/01/26 19:50

1. こんばんは[わーい(嬉しい顔)]

あしあと発見しました~[にこにこ]

日記面白いですね[ほっとした顔]

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