①ｿｰｼｬﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸ

②１/１５　港北ﾜｰﾅｰﾏｲｶﾙ

③観たかった

④本年度ｱｶﾃﾞﾐｰ作品賞の有力候補と呼び声高い話題作｡
世界最大のｿｰｼｬﾙﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞｻｲﾄ｢Facebook｣の誕生秘話と､創設者にして史上最年少の億万長者ﾏｰｸ･ｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞの半生を､鬼才ﾃﾞｳﾞｨｯﾄﾞ･ﾌｨﾝﾁｬｰが映画化｡


日本でＳＮＳといえばｍｉｘｉが有名だし､｢Facebook｣と聞いてもあまり馴染みがないので､この映画で描かれる｢Facebook｣とﾏｰｸ･ｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞに対して､海外で言われるほどの影響はないと思う｡

では､なぜこの映画がそこまで影響のあるものかと言うと､ﾁﾗｼ全面にも書いてある通り､主人公のｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞがいかに友達を裏切り､他人のｱｲﾃﾞｱを盗み､｢Facebook｣を立ち上げたか､と言う話なんですよね｡
映画の中でのｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞは､ちょっとしたｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ障害と思えるほどで､笑わない､誤らない､反省しない､と極端に描かれてます｡

ただし､ｴﾝﾄﾞﾛｰﾙで｢この映画は事実をもとにしてるが､脚色してあります｣と見せてる様に､この映画は裁判記録や関係者の取材から作られてる実話であり､そもそもﾏｰｸ･ｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞ本人に取材をした映画会社とﾃﾞﾋﾞｯﾄﾞ･ﾌｨﾝﾁｬｰ監督に対し､もの凄い制約をかけて映画の内容をｺﾝﾄﾛｰﾙしようとして来た為､本人の取材を断ち切ったと言われてます｡

ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ障害の主人公が､世界最大のｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｻｲﾄを作ったなんて､ほんと皮肉な話だな～｡


⑤８点　 主人公を演じたｼﾞｪｼｰ･ｱｲｾﾞﾝﾊﾞｰｸﾞのなりきりっぷりは必見！

⑥色々と小ﾈﾀ｡

実在のﾏｰｸ･ｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞ(26)の推定総資産は69億ﾄﾞﾙ(6900億円くらい)で､｢Facebook｣の評価額は230億ﾄﾞﾙと言われてます｡

そんなﾏｰｸ･ｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞになりきった演技で高い評価を得たｼﾞｪｼｰ･ｱｲｾﾞﾝﾊﾞｰｸﾞは､昨年の｢ｿﾞﾝﾋﾞ･ﾗﾝﾄﾞ｣でもｦﾀｸ青年を好演し､見事ｦﾀｸ役で開花｡

｢Facebook｣の共同設立者で主人公と親友だったｴﾄﾞｩｱﾙﾄﾞ役を演じたｱﾝﾄﾞﾘｭｰ･ｶﾞｰﾌｨｰﾙﾄﾞは､2012年公開の｢ｽﾊﾟｲﾀﾞｰﾏﾝ｣に新ｽﾊﾟｲﾀﾞｰﾏﾝとして大抜擢された若手注目の俳優｡

ﾃﾞｳﾞｨｯﾄﾞ･ﾌｨﾝﾁｬｰ監督の次回作はｽｳｪｰﾃﾞﾝ映画の傑作｢ﾐﾚﾆｱﾑ　ﾄﾞﾗｺﾞﾝ･ﾀﾄｩｰの女｣をﾘﾒｲｸ！
しかも､｢ｿｰｼｬﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸ｣でｻﾞｯｶｰﾊﾞｰｸﾞの元彼女を演じてたﾙｰﾆｰ･ﾏｰﾗと言う可愛い女の子が､｢ﾐﾚﾆｱﾑ～｣の主人公役に抜擢されたそうです｡

劇場予告やＣＭでもｶﾞﾝｶﾞﾝ使われてた曲は､ﾚﾃﾞｨｵﾍｯﾄﾞの楽曲｢ｸﾘｰﾌﾟ｣をｽｶﾗ･ｱﾝﾄﾞ･ｺﾗｼﾆ･ﾌﾞﾗｻﾞｰｽﾞがｶﾊﾞｰしたものだそうです｡