3月の映画日記⑤
40代前半  神奈川県
2011/03/18 12:49
3月の映画日記⑤
①ブンミおじさんの森

②3/8 渋谷シネマライズ

③なにやら話題らしくて

④2009年第63回カンヌ国際映画祭において、タイ映画史上初めてパルム・ドールを受賞。

腎臓の病により死を前にしたブンミおじさん。
ある時死んだブンミの妻の妹・ジェンを農園に呼ぶ。すると、19年前に亡くなったブンミの妻・フエイが現れ、しばらくすると、今度は長年行方が分からなくなっていたブンミの息子・ブンソンが姿を変えて現れる。愛する者たちを取り戻したブンミは、4人で森の中に入っていく…。

ほぼ予備知識なしで鑑賞でしたが、まずなにがビックリしたかと言うと、「えっ?この映画って、世にも不思議な物語」みたいな感じなの?と思えるストーリー。
死んだ妻の霊、失踪して姿を変えた息子など、本来違和感を覚える存在が、主人公たちとなにも変わらない存在として自然と物語りの中に存在してる。

私自身もこの映画の物語をどこまで理解したのかよく判らず、ラストのシーンもどう言う解釈をすれば良いのか、今だに結論が出ていません。
ただ、それでも言えるとするなら、映画には決まりなんてものはなく、監督の好きなように崩してもちゃんと成立するって事です。

とても不思議でスピリチュアルな映画だったけど、これがパルムドールか~?とちょっと頭を傾げてしまった。

⑤6.5点

⑥全然関係ない映画ですが、今だからこそ!と言う映画を1本紹介。

・「K-19」(2002年米国) 監督キャスリン・ビグロー
昨年、アカデミー作品賞を受賞した「ハート・ロッカー」の監督です。

ソ連の原子力潜水艦K-19が、1961年7月4日北海グリーンランド付近で起こした事故を元に製作された。
原子炉の冷却装置に故障をきたし、メルトダウンの危機的状況に対して立ち向かう艦長と搭乗員の活躍を描いた作品。
放射能汚染と一進一退の攻防はスリル満点。
まさに、福島原発事故で、自分を犠牲にして必死に被害を食い止める今の状況を思いだします。
コメントする

コメント

40代前半  神奈川県

2011/03/22 0:46

4. >JJさん

たしかに、ロシアの原潜なのに、ロシア人ぽくないですよね。
その辺はリーアム・ニーソンがカバーしてたって事で[ほっとした顔]

ただ、ハリウッド映画だけど、米国よりではなく中立な感じで、やっぱさすがキャスリン・ビグローって感じでしたよ。
防護服なんかなくて、雨具を着てメルトダウン寸前の原子炉に立ち向かう姿は、今見たら凄く感慨深くなりそうな映画です。

50代前半  愛知県

2011/03/21 16:37

3. 確かにキャスリン・ビグローの"K19"は原子炉被爆ものでは、一番身近な感じですよね。でもなんでロシア人が英語はなしてんだ? っと所で、既に観る気なくしますけど。ハリソン・フォードがロシア人だし[うれしい顔] まじかい。

40代前半  神奈川県

2011/03/18 13:08

2. >チバユウキさん

ども。

ほんと、この福島原発事故のニュースを見てて、すぐ思い浮かんだのは「K-19」だよ。
あれなんて、完全に自己犠牲の映画だもんね。
そして、その後の「ハート・ロッカー」も、スリル中毒とも思える、自信に溢れてる主人公が、自らの判断ミスで危険を招いたり、全員を救う事も出来なかったりするけど、それでも最終的にはまた任務に戻ってくなんて、原発の復旧作業に志願する東電社員みたい。

マジ、ビグロー姐さん、凄ぇよ。

40代前半  東京都

2011/03/18 12:55

1. どうも[わーい(嬉しい顔)]
「K-19」は、ビグロー姐さん節全開の1本だよねー。
あんな男臭い映画を撮れる女性監督は、ビグロー姐さんおいて、他に無し!

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…