10月の映画日記⑪
①義兄弟 SECRET REUNION
②10/31 シネマート新宿
③ソン・ガンホ兄貴が主演の映画なので
④南北”をテーマに、韓国と北朝鮮2つの国に翻弄されながら生きる男たちの葛藤を描く人間ドラマ。
国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)は、北朝鮮工作員との銃撃戦の折、多くの死傷者と工作員を取り逃がした責任を問われ組織をクビとなる。
6年後、ハンギュは人探し専門の探偵会社・社長として、日々小銭を稼いでいる。
そんなある日、ハンギュは銃撃事件の現場から逃走した北朝鮮工作員のソン・ジウォン(カン・ドンウォン)に偶然出会い、咄嗟の芝居でジウォンを探偵稼業のパートナーに誘う。
長い潜伏生活を続けていたジウォンだが、ハンギュの熱心な誘いで寝食を共にするパートナーとして、一緒に仕事をするのであった。
お互いの動向を探りながらも、徐々に信頼し合う事が出来始めた時、例の銃撃戦で多くの死傷者を出した冷酷な暗殺者「影」が、また二人の前に姿を現すのだった…、こんな感じのストーリー。
もう今年の映画も大体出揃ったかな~と思っていたけど、さすがやってくれます韓国映画!
タイトルから解る通り、男と男の友情がテーマなんだけど、お互いが秘密を隠しながらも、徐々に心を通わせて行く描写がほんとに絶妙!
そして、そんな友情ではどうにもならない宿命に直面した時、この義兄弟と言うタイトルの意味が胸に突き刺さる。
この映画もまた、年に数本あるかないかと言う、魂を揺さぶる映画である事に間違いない。
ちなみに、公開二日目の日曜日の昼過ぎに観たのだけど、館内はほぼ満席でした。
⑤9.5点 いや~、爽快、痛快、感動とマジ面白い。
隣のおばちゃんはラスト泣いてたわ~(笑)
⑥この映画に限らず、「殺人の追憶」での猟奇殺人事件を追う田舎の刑事、「南極日誌」での精神が徐々に蝕まれていく探検隊長、「グエルム-漢江の怪物-」での娘を救うために怪物と戦う父親、「グッド・バット・ウィアード」でのアウトローな賞金稼ぎ、「渇き」での神父としての立場に苛まれながらも、押さえ切れない欲望に身を投じるバンパイアなど、どんな役でもやりこなすソン・ガンホの安定感は本当に素晴らしい。
だけど、この義兄弟ではそのソン・ガンホをも薄く思わせる存在として強烈な光を放っていたのが、北の工作員役のカン・ドンウォン。
一度観たら忘れられないあの目力は必見!
しかし、この秋から兵役との事。
昨年、兵役を終え「母なる証明」で復活したウォン・ビンの様に、このカン・ドンウォンも兵役を終えてどんな作品で復活するのか、今から楽しみな気がします。
コメント
2010/11/02 0:21
10. >ゆら帝さん
特に、パク・チャヌクやポン・ジュノに気に入られてるのは確かだよね。
渇きとか、復讐者に憐れみをとかも、暗い影を背負った哀愁が、これまた似合うし。
かといって、シークレットサンシャインの、不器用だけど一途な思いを滲ませるソン・ガンホも凄く魅力的。
そう言えばシネマハスラーでも言ってたけど、シークレットサンシャインの監督がプロデュースした「冬の小鳥」って映画が今気になってるんだけど、都内で1館しか上映してないと言う…
返コメ
2010/11/02 0:02
9. >映画好きさん
そう!そうなんだよ~!(笑)
決してスターでは無いのにコンスタントに出演作あるし、正に実力派俳優なんだよね~。
しかも、チンピラとかのしょーもない役が異常にハマる(笑)。
個人的には、パク・チャヌク作品のガンホが好きだ。
あ、シークレット・サンシャインのガンホも好きだけど(笑)。
返コメ
2010/11/01 23:52
8. >ゆら帝さん
JINRO笑える
決して韓流スターとは呼べない立ち居地も、なんか魅力なのよね~。
ほんと、ソン・ガンホの映画を1本づつ語ってもイイくらい。
小市民とか田舎のチンピラとか、それこそ宇宙飛行士から大統領まで、あの風体はなんでもハマリそう。
次回作はどんなソン・ガンホ印を見せてくれるのか、今から楽しみだわ~
返コメ
2010/11/01 23:42
7. >映画好きさん
大体ウチらみたくソン・ガンホの魅力を熱く語れる人間って、全国にどのくらいいるんだろ?(笑)
諜報員から小市民まで、どんな役でもそれっぽく演じれて、なのに必ずソン・ガンホ印を感じさせる役者はそうそういないよね。
なんか、ソン・ガンホを語るだけで眞露一本空けられそうだ(笑)。
返コメ
2010/11/01 23:30
6. >ゆら帝さん
そうだよね~。
イケメンとは真逆の風体なのに、時にはかっこ良く、時にはしょ~もなく、そしてなにより憎めない可愛さとか自然に出しちゃうんだから、類稀なるセンスを持つ役者さんだな~と思います。
で、私は今回のソン・ガンホの役が凄い気に入ったのよね。
もっともっと、ソン・ガンホの全力疾走を観たいわ~
返コメ
2010/11/01 17:26
5. >映画好きさん
ソン・ガンホが出ると、どんな映画でも“ソン・ガンホ印”の映画になるから、スゴいよね。
しかも、いい年齢したオッサンが全力疾走したり、韓国映画のそういうトコが激しく好きだわ(笑)。役者が身体張ってるよね。
返コメ
2010/11/01 15:15
4. >ゆら帝さん
ども~。
昨日、行ってきたんだ!
ほんと、期待以上のモノを観せてもらったって感じだよね。
男のドラマに胸いっぱい
劇場出る時も、笑顔で出れたもん。
ソン・ガンホ絡みはハズレなし!
ではゆら帝日記、楽しみにいていますね。
返コメ
2010/11/01 14:32
3. >映画好きさん
こんにちは~。
昨日行ってきたよぉ。
いやぁー、期待を裏切らない熱い男のドラマ、やっぱ韓国映画はこうでなくちゃ(笑)。
カン・ドンウォンは前に観た他の作品より、目力が凄く際立っていて凄く良かったねー。
私も近いうちに日記にアップしますワ(笑)。
返コメ
2010/10/31 20:46
2. >ゆら帝さん
こんにちは。
だよね、こりゃ見逃せないないよ。
しかも、インビクタス以来の胸熱具合
是非、突撃してゆら亭さんの感想も聞かせ欲いわ~。
因みに、明日も映画の日なので予定を模索中
返コメ
2010/10/31 20:12
1. 観に行ってきたんだ!
実はこの作品私も目を付けていて、これから川崎にレイトショーで行こうかと思ってたよ。
やっぱり韓国映画でこういうジャンルは、外せないよねぇ~(笑)。
返コメ