12月の映画日記⑩
①SPACE BATTLESHIP ヤマト
②12/14 港北ワーナーマイカル
③ある意味興味が沸いて
④西暦2199年、地球は謎の異星人「ガミラス」の攻撃で滅亡の危機に瀕していた。
ガミラスによって投下された遊星爆弾は放射能で地球を汚染、生物の大半は死滅し、わずかに生き残った人類は地下都市を建設して絶望の中で暮らしている。
そんなある日、地球上に惑星・イスカンダルからのメッセージカプセルが届けられた。
人類は最後の希望である宇宙戦艦ヤマトを建造し、14万8千光年先にある惑星・イスカンダルへと旅立つのだが…、こんな感じのストーリー。
公開時のキムタクの番組宣伝も凄かったし、なによりTBS開局60周年記念として、まさに社運をかけた莫大な制作費と宣伝費用をぶっ込んだSFエンターテイメント超大作です。
だって、12月初めの映画館ではどこもヤマトの制服が支給され、チケット売り場のお姉ちゃん達は皆ヤマト乗務員の姿をしてたもんね。
そして、この超問題作?のヤマトの感想ですが…
私的には、思っていたほどクソ映画じゃなくない?って事。
明らかに危険な匂いと周囲の評判で、観る前から下がりきった状態だったけど、私は意外と楽しめました。
ただし、原作に詳しく、強い思い入れがある人からしたら、バカにするなっ!て思うかも。
あとね、360度展開できる宇宙の戦闘シーンなのに、常にヤマトと敵艦隊が直線状に並び、波動砲一発で決着するとか、敵の猛攻撃なハズなのに、妙なドラマで長々と芝居してる時は一切敵の弾が飛んでこないとかツッコミ所満載。
他にも、映画的な演出力、CGの技術、セットのショボさなど、文句を言い出したらキリが無いけど、そこは期待してなかったしもうイイよと。
宇宙戦艦ヤマトの実写化と言うより、木村拓哉がお約束の演技で見せるSF宇宙艦隊モノとして割り切るなら、意外と楽しめると思います。
原作のヤマトがどんな終わり方なのか知らないけど、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の幕の引き方は媚びてなくて良かったかな。
⑤7.5点
⑥とは言うても、ヤマトはヤマトなんだよね。
なので、ささきいさおの「無限に広がる大宇宙~」と言うナレーションが聞けただけで、とても懐かしい気分になってしまったし、欲を言うならささきいさおの歌う主題歌を重低音でガンガン流して欲しかったな~。
そんなヤマトの映画終盤で、惑星イスカンダルに古代進(木村拓哉)他ヤマト乗組員が降り立ち、異性人と交戦するシーンがあったんだけど、このシーンを観て「あっ!これ絶対あの映画から影響受けた、またはパクっちゃったでしょ?」と思えるシーンがありました。
で、その元になる映画の紹介なんだけど、私が大好きなSF残酷アクション映画の「スターシップ・トゥルーパーズ」です。
巨大宇宙昆虫と戦う地球連邦軍の話なんだけど、宇宙昆虫の殺傷能力が尋常じゃないうえ、うん千匹と言う大群だったりして、ハンパない絶望感。
初めて観た時、もの凄いショックと興奮を同時に味わえたSF残酷(←重要)アクション映画でした。
コメント
2010/12/18 8:19
18. >JJさん
「悪魔のいけにえ」はあのばっちい感じが良いのにねえ…ヤバさが薄まるんすよ。画像キレイだと(しかし~…画面きたねぇ方がよりいいってどんな映画だ超名作ですが…。)
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2010/12/17 9:28
17. >ケイさん
たしかにフィルムのデジタル化は画像的にやって欲しくないものありますね。
トビー・フーパーのこの古典は,確かに特に画像がわざと8mmっぽい画質で撮った感があるので,なおさら本当はデジタル通したくないですね。色の出方変わりますもんね。
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2010/12/17 8:14
16. >映画好きさん
「こわれゆく女」ジーナローランズ最高です。
ビデオとかで案外おいてるかも。逆にビデオなほうが、画像ざらざらでフィルム感あってよかったりして。リマスターしてほしくない映画ってありますよね。フーパーの「悪魔のいけにえ」とか。画像がちょっと悪いくらいが一番怖いー。
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2010/12/16 23:41
15. >ケイさん
色んな評判を聞いてたら、だんだん興味が沸いてきちゃってね。
ただ、これもアニメを無理に実写化した悪い例だと思います。
もしやるなら、CG部分や戦艦内のセットなどを、ハリウッドの一流スタッフにお願いするくらい完成度の高いものをやって欲しかった。
カサベテス、JJさんに勧められて「グロリア」って映画を観たんですけどね。
「こわれゆく女」、これも全然知らないけど、近所のTSUTAYAとGEOを探してみます。
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2010/12/16 23:40
14. >JJさん
彼女や奥さんを自分の映画に主演させるって、映画監督としての最大の愛情表現なきがしますよね。
ただ、そう言った場合、別れちゃったりすると、その映画自体も好きじゃなくなるのかな~?ってたまに思う
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2010/12/16 22:19
13. >ケイさん
ありますかあ。羨ましい。あれば即借りですなあ。
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2010/12/16 20:35
12. >JJさん
セルでは出てるんすけどね。
レンタル禁止なんでしょうね
うちの近所のレンタル屋ではコッソリ置いてますが
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2010/12/16 16:00
11. >ケイさん
ジーナ・ローランズとピーター・フォークのやつですよね。いいなあ観たいなあ。でもカサベテスのDVDってレンタル屋になかなか置いてないですよね。
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2010/12/16 14:50
10. 映画好きさんてば、チャレンジャー
まあ、観ないで一笑にふすこと位簡単なことはないですもんね。
いやマジに立派だと思う。
でも、「ヤマト観るなら~他の~…。」ってなってしまうよな。オリジナルに思い入れあれば観に行くけど…。
カサベデス談義にはなが咲いてるようですが…。私のオススメは「こわれゆく女」だな~…。この人はニューヨーク派のはしりにしてインディ映画の開祖って印象。
アメリカの夢の終わりを執拗に追求した作家さんすよ。
当事の向こうでの反応ってどうだったんだろう?
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2010/12/16 1:04
9. >映画好きさん
彼女や奥さんを自作に使うのは、映画監督の心情なんすかね。キャメロンといい、イーストウッドといい、カサベテスオヤジといい。なんだかハグレもの監督はみんな似てるぞ。(笑)
インディペンデント系だもんね。
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