大好きで大好きで
とにかく大切な存在で

何からも守りたいのに
1ミリも触れられなくて

でも、ただただ
いつまでも傍にいたくて

毎日声も聞きたいし
今この瞬間何しているのか
ずーっと頭の中で考えてしまう

ずっとずっとクールくんだと思ってた
でもそれはまさに照れ隠しだった

大切にしてくれてたんだ
一つ一つ
壊さないように
ゆっくりゆっくり
歩幅を合わせてくれてたんだ

二人は初恋同士

可愛い可愛い初めて同士

何が正しくて何が間違いか
ではなくて
思うがままに全身で思い伝え合って
大切に時間を重ねてた

でも
初めてだからこそ
小さな歪が引き金になってしまった

私は大人で
その答え合わせを知っている

でも
二人で解決しなくちゃいけない

二人は
別々の未来を選ぶことになった

後ろを振り返らず歩き出す彼女と
どうにか二人で歩む道を模索する彼

結局
彼女の選ぶ道が二人の道に

選ばざるを得なかった彼は
涙が止まらなくなった

あんなに大人びて
彼女を守っていた彼も
やはりまだまだ子供だった

自分を責めて
自分を悔やんで
自分を消そうとまでして

そこまで彼女を愛していたんだ

立ち直れるかな
まだ若い
立ち直るはず

彼女はすでに次の未来を
歩み始めてる
ちゃんと初恋の痛みを胸にしまって

初恋ってどうやっても消えない
大人になってわかった
甘いのも苦いのも
この間の出来事のように丸々
唯一無二の思い出として
ずーっと残ってる

きっと彼にとっても
そうでありますように

優しい優しい彼の
涙いっぱいの初恋

綺麗すぎて
優しいが溢れすぎて
良い大人がもらい泣きしちゃった