足は・・・長くはなかったけれど。
←失礼(//▽//)

学生時代の心の拠り所だった先生を
ふらっと先日、見かけた♪

スポーツカーが好きなとこは変わってなさそう。

私のなかでの愛称は「クマさん」
だって、後ろ姿が熊でした(*ノ▽ノ)


学生時代、なかなか真面目で厳しい学校で
私自身も真面目（だったはず）で
おとなしい、なんの代わり映えもない毎日。

ある委員会に所属したのをきっかけに
私という、おとなしい分厚い皮をまとった
一人の女子学生は
裏の顔を徐々に表へ出すことに。

その担当だった、独身のちょっと一癖かわった
男の先生。

授業で担当してもらうこともない、私の学年。

生徒皆、淡々と過ごす委員会な風景。


わたしはというと。
姉の担任だったこともあり、意気投合♪

さすが、独身組。
正直先生なんて感じはなく。
いまの時代なら、不真面目な先生なんてレッテル
はられるかもしれない。

それぐらい、かなり・・・テキトウ(笑)
質問したとこで、テキトウ、テキトウ！
とか、しなくてい～んじゃない？とか。

第一印象は、さすがに
「なんだ、この先生」
だった。

とともに、先生っていう、なんとなく
とっつきにくい、苦手なイメージを
いい意味で崩してくれた。


身体が大きくて、クマさんみたい。
まず、べた褒めなんてこともしない。
特殊な分野だと、熱く語り始める。
以外は、クールなのか、興味がないのか。

他の先生には見せない顔を
私もみせるようになった。

なんとなくな悩み事だったり。
ポロっとこぼしたら、的確なんだけど
気合いのない言い方でスーっと軽くしてくれる。


変わり者な先生だから
皆、あまり好いてはいなかったかな。

「お前は早すぎるんだって」

いつも委員会がある日、
かな～り早くに教室に乗り込み、入り浸る。

いつも先生は早すぎる！って、追い払う。


ニコニコ・・・居座り続ける私に
しかたなさそうに、差し出す一杯の珈琲。
← 一応、中学生。

ぶつぶつ、言いながら入れてくれた珈琲は
いつしか定番となり、
ちゃんと私好みのミルクたっぷりなカフェオレ風。

先生はたしか、ブラック好き。


きっとこの風景は、誰も知らないし
私も誰にもいったことがない。

なにいっても、ダメだしばかりのクマさん。
（← もう、クマさんでいっか( ￣▽￣)）

かたや、性懲りもなく、ノコノコやってくる
ちび学生。

不思議な秘密の小部屋は
約2年間、続いた♪

卒業のとき、おこづかいでゲットした
珈琲豆をこっそり、プレゼント。

すると、やっぱり。

「これ、オレ好みじゃないって～」

最後まで、偏屈な先生だ( ´△｀)

なんて思ってると、頭にトン！
何やら、なんの飾り気もない茶色い袋を
のせてきた。

中身は・・・
あげたのと同じ、珈琲豆♪

「飲み過ぎたら、身長伸びんぞ」

なかなか、正直じゃないクマさん(*´ー｀*)


まぁ、お陰で珈琲好きの
チビチビな大人になりましたが(￣▽￣;)


きっと、すごく似てたんだな♪
あまのじゃくで、正直になれない、
不器用なとこ。

そんな、先行く大人に出会えたから
青春時代の、沢山の迷路を
迷いながらでも「なんとかなる」精神で
心穏やかに♪過ごせた気がする。


先生・・・結婚できたのかな？(笑)
なんて、いらぬ心配心はすぐに、不要に♪

美女と野獣。

じゃなかった( 〃▽〃)
美女とクマさん。

二人仲良く、自販機で珈琲買ってました♪

足、長くないけど・・・
おじさん、にしたら若いけど・・・

自分だけの自分にとっての
足長おじさん。

きっと、一人二人は
みんなにもいるんだろうなぁ。