今は携帯がある大変便利


ﾒｰﾙも電話も片手


私の高校生時代は家電話のみ


しかも茶の間にある


とても好きな子に電話なんて…


話す相手も茶の間だし(´～`；)


あ､うち黒電話だったﾀﾞｲﾔﾙ式のやつ


子機もなし知ってる人は懐かしいかろう


高１の時好きな子がおりました


黒い髪に肩くらいの長さ､時々ﾎﾟﾆｰﾃｰﾙ


肌は少し黒くて目は二重


笑うとえくぼが可愛いらしい


小中は顔見知りが殆どだけど


高校生って色んな場所から知らない者同士で集まるから凄く新鮮だよね


初めての席替えで隣同士


まぁ一目惚れかな


それはそれは楽しいひと時でした(^_^)


その年の夏休み一大決心で告白です


彼女と付き合って楽しい高校生活送るんだ


夏休みだし簡単には会えない､家はかなり離れていたのでやっぱｱﾚかな…


電話っす


流石に家電話では無理


昔は至る所に公衆電話がありました


右手にはｸﾗｽの連絡帳ﾎﾟｹｯﾄにはﾃﾚﾎﾝｶｰﾄﾞ


いざ出陣です


電話ﾎﾞｯｸｽに入ったらまず深呼吸します(^O^)


それでも緊張の二割くらいしかほぐせません(；´･`)


もう一度深呼吸(ﾉﾟOﾟ)ﾉ


ﾄﾞｷﾄﾞｷよっし


ﾋﾟｯﾎﾟｯﾊﾟ…ﾌﾟﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ


母様『はい､〇〇商店です』


彼女の家は自営の商店を営んでいた


この声は彼女のお母さんだな


本当､携帯あったらね(´Д`)


私『あの夜分遅くすみません､ｸﾗｽﾒｲﾄのｼｮｳって言います､〇子さん居ますか？』


母様『あｰ自宅の電話は違う番号なのよ､今から教えますね』


なに（￣▽￣；)ﾒﾓ用紙もなんも無いよ


仕方ない暗記だ


それまで使った事ない脳細胞までﾌﾙ活用o(＞＜)o


よし『ありがとうございました』電話を切っていざかけます


えっとあれ最後の番号思い出せない…(´～`；)


も恥ずかしいやら情けないやらもう一度商店に電話です


私『すみませんもう一度…』


母様『はい』


お母さん声引きつってるやんけ　(￣▽￣；)


その時のうちの顔は真っ赤になってたと思う


私『何度もありがとうございました』


母様『いえもう大丈夫よね』


私『はい､頑張ります』
と意味不明な事言って切りました


ｶｯｺわる(´Д`)


いざ決戦です


その前に深呼吸…(ﾉ＞＜)ﾉ


ﾄﾞｷﾄﾞｷよっし


ﾋﾟｯﾎﾟｯﾊﾟ…ﾌﾟﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ


この聞き覚えのある声彼女です


緊張ﾏｯｸｽ


私『あの､ｼｮｳだけど』


彼女『え､ｼｮｳ君どうしたの？』


私『好きなんだそれで…付き合って欲しい』


告白の色んなｾﾘﾌ考えたけど…頭真っ白だったね(-.-;)


そして…


彼女『……実は私…一週間前に中学の同級生に告白されて付き合ってるの…だから…ｺﾞﾒﾝね』


私『そっかぁわかった』


電話ﾎﾞｯｸｽから家までの間､涙が溢れてた(:_;)


何故か『上を向いて歩こう』を唄いながら帰りました

上をむいてあるこお涙がこぼれ、ないよに思い出すなつの日一人ぼっちの夜


高１の恋はあっさり破れました


おしまい