旅館の日々2
ちょくちょく書いてる通り山形の山奥で半年働いていたんですが、そこら一体の山はほとんどが国定公園ですがその他は全て旅館のオーナー一族の私有地でした
山奥で人の手がほぼ入っていないため、シーズンになると山菜が大量に採れるとか・・・
住み込みのため食事も旅館で頂いていたので、タラの芽やらコシアブラやら食べ放題でした(´・ω・`)
米沢に近いこともあり、たまに余った米沢牛やら鯉の甘煮やらも食べさせてもらってまして、食生活はかなり真っ当だった気がします・・・
そんなある秋の日のこと
オーナーと女将がやたらソワソワしていました
そしてオーナーが「今日明日俺ちょっと居なくなるから、残りのメンバーで頑張ってくれ」と言い残し、山に消えていきました・・・
ベテランの先輩らは「もうそんな時期か・・・」としみじみしていたんですが、説明がないのでなんのことだかさっぱりぷーです
翌々日
やたら泥だらけのオーナーが帰ってきました・・・
疲れ果てたオーナー、まだ客が来ていないため貸切状態の露天風呂に浸かるとそのままバタンキューです
一向に説明がない・・・
その夜
オーナーに呼び出されました・・・
今までこんなことは無かったので、なんかやらかしたかとドキドキしながらオーナーの部屋へ
そこには
松茸がありました
???
話を聞くと毎年私有地で大量発生するそうで、その年に初めて勤務する住み込み従業員には同じようにして夜にこっそり見せてるそうな
こっそりの意味がわからん・・・
次の日のまかないはとんでもないことになりました・・・
松茸また食いてえなあ(*´﹃`*)