越えられない壁
台風が来てるので田んぼの様子見に行ってました
・・・嘘ですが
さて、先日恩あるお方の中三の息子さんに、テストの中身でわからないところがあるから教えてくれと頼まれました
It'sタダ働き(笑)
で、色々見ていたら、国語が特にわからないとのこと
国語なんか習うより慣れろと突き放したんですが、クラスの誰もわからないというので見てみました。
わからないのは古文の問題のようです
中三レベルの古文なら、辞書なしですらすら行けます。
読んでみるとなかなか面白い話・・・
どこがわからないんだろうかと聞いてみたら、「この文の言いたいことがさっぱり」だそうです・・・
内容がわからなくても解ける問題ばかりだったんですが、解説を読んでも文の中で何を言いたいのか全くわからないとか・・・
順に訳していくことにしました。以下大雑把な現代訳です
昔、何かある度に祝い事ばかりする亭主がいた。ある年の大晦日、使用人の与三郎に「明日はいつもより早く来なさい。門を閉めておくから、門を叩きなさい。そうしたら私が誰だと聞くから、お前は『福の神です』と答えて我が家に入ってきなさい」
ここまで訳したところで待ったがかかりました
この亭主は何がしたいんですか?と真顔で聞かれました・・・
「使用人に福の神のふりをさせ、元旦に福の神を家に招き入れようとしてるんだよ」と返すおれ
でも、所詮使用人じゃないですか、意味がわからないんですけど
「縁起を担いでるだけで、亭主も本気で信じてる訳じゃないよ、福の神ごっこみたいな感じかな」
しぶしぶ納得したような中三・・・
続けます
元旦の朝、亭主は鶏の鳴く前に門のところに行き、与三郎が来るのを待った。すると門を叩く音がするので、「誰だ誰だ」と聞いた。すると、「与三郎でございます」と返ってきた。亭主は怒ったりがっかりしたりしたが、与三郎を家にいれ、正月の祝い事をした。その間も亭主はずっと不機嫌だった。酒などを飲んで祝っているとき、与三郎は昨日の言いつけを思い出した。しまったやってなかったと思い出した与三郎は、酒を片付けて帰り際に、「私は福の神です。それではさようなら」と行って家を出ていってしまった
読み終えた俺の頭の中には、どや顔で帰っていく与三郎と呆然としてる亭主がはっきり浮かびました。
「という笑い話だな」と締めたところ、「どこに笑うところがあるのかわかりません」と真顔で言われました・・・
なぜ伝わらないのか・・・
世代の壁?
感性の違いかしら・・・
というかワクワクのみなさんに伝わるのかどうかも心配です・・・
コメント
2011/09/03 22:37
8. >みゆさん
伝わってよかったです(笑)
何で彼に伝わらないのか・・・
返コメ
2011/09/03 22:35
7. >薫名さん
日本の子供たちは、世界に比べて読解力が優れているって聞いたんですが・・・
なんともはや(笑)
返コメ
2011/09/03 22:33
6. >そあさん
まぁその子は漫画を含めて全く本を読まないそうで・・・
なんてことだ(°Д°)
返コメ
2011/09/03 22:32
5. >べるさん
問題は解けたみたいですが、話の意味がわからんかったそうです・・・
嘆かわしや・・・(泣)
返コメ
2011/09/03 17:27
4. あははみゆでも伝わる
返コメ
2011/09/03 17:15
3. ↑2のコメントに同意
返コメ
2011/09/03 16:45
2. うん、わかるわかる。
多分ねぇ、本をあんまり読まないからわからないんじゃないかなー。
読み取る力がないんじゃない?
返コメ
2011/09/03 16:38
1.
こんにちは
クラスみんなが
わからなかったの〓
…コワっ
返コメ