昨日の帰りの電車で､近所の駅でよく出会う視覚障害の方に会いました｡よく出会うと言っても話したりするような間柄ではなく､困っていたら助けるくらいの仲の人です



で､うちの近所の駅が近づいて自分もその人も降りようと出入り口に並びました｡すると一人のｽｰﾂのおっさんが視覚障害の彼の横につきまして､一言二言交わしていました｡


どうやら補助するようです｡久々にまともなおっさんだなｰと見てたら､突然こちらを見ました


なんだろう？



すると俺の後ろにいた人に自分の読んでた新聞を渡そうとしました(´Д｀)


その人は別におっさんの知り合いでもなんでもなかったようで困惑していましたが､おっさんはなおも新聞を渡そうと手を伸ばしています



おっさんが僅かに下に新聞をずらしたので､どうやら俺の後ろの人のわきにあるｺﾞﾐ箱に捨ててほしいらしいことがわかりました｡



後ろの人も気づいたようですが､なんで自分が知らないおっさんのごみを捨てなければならないのかといった感じでむっつりしてました｡


おっさんがしびれを切らしたようで､仕方なく後ろの人は受け取ってｺﾞﾐ箱へ･･･





おっさんはみんなの注目を集めてましたが､唐突に言いました


｢白い杖ついてる人がいたら助けなきゃﾀﾞﾒだろうが､目が見えないんだから｡みんななにやってるんだ｣



･･･たしかに障害者を助けるのは悪いことではありません


しかし､だからといってなんで自分のごみを他人に押し付けようとするのか｡そしてそれが当然であるかのようにいばっているのか｡


おっさん見てたらﾑｶﾑｶしてきました｡第一､障害者だから助けなきゃってのはおかしな話です｡

自分は障害者とは違いますが､先天的な遺伝性の糖尿病の友人がいます｡彼は病気だからと言ってなんでもかんでも特別扱いされるのが嫌で嫌でたまらないとよく言っています｡

障害者も皆そうとは限りませんが､少なくとも昨日の視覚障害の彼は仙台駅から乗るときも電車が動いているときも別段困った様子は見せませんでした｡


普段はそんなひねくれた見方はしないんですが､昨日のおっさんを見ていると好意の押し付けはいかがなものかとちょっと鬱な気分に･･･



で､そのまま今度は車で丸森にﾊﾞｲﾄにいきました｡行く途中､うちの近所で路上に狸の轢死体がありました(´Д｀)



ﾊﾞｲﾄの時間が押していたんで､泣く泣く通りすぎましたが､帰りに埋葬してやろうとﾊﾞｲﾄへ･･･



ﾊﾞｲﾄも終わって夜遅く､同じ道を通って狸のもとへ急ぎました｡すると､ちょうど自分が着くちょっと前､遠くから見える距離で対向車線の車が停車し､運転手が降りてきました


彼女は軍手かなんかをはめて､狸のからだをｱｽﾌｧﾙﾄから草むらに移していきました｡

自分がついた頃には彼女は手を合わせていました｡





こういうのが優しさだよと一人ほっこりして帰りました(^^)


夜遅くでなかったら声かけていたかもしれません(笑)




長々とだらだらぐだぐたになりましたが､要は手助けする前に自分のことを自分でなんとかしろばか野郎ってことです(´Д｀)