今日は具合が悪くて寝ていました


ﾈﾀがないので好きな漫画のお話を








皆さんはぼのぼのという漫画をご存知でしょうか


最強の肉食魚である鯱を素手で殺してしまえる､最強のﾗｯｺ｢死神ﾗｯｺ｣の息子であるぼのぼのが､森の中で妄想逞しく暮らすお話です



自分が生まれた頃からやってますね





この漫画､ｷﾞｬｸﾞ漫画なのに時々深い話があり､そのｷﾞｬｯﾌﾟが好きです



最新刊に気になるｾﾘﾌがあったのでご紹介




ぼのぼのの親友に､森で一人暮らしをしているｼﾏﾘｽくんがいます


ｼﾏﾘｽくんの両親は高齢のせいかずっと体調が悪く､ｼﾏﾘｽくんか通いながら看病をしています

ある日､毎日毎日看病し続けるのに疲れたｼﾏﾘｽくんが､ぼのぼのに打ち明けます

｢なぜみんな変わってしまうのでしょうか｣と


お父さんもお母さんも変わってしまった､あんなに元気で幸せだったものが､なぜこんなにも変わってしまうのか



それを聞いたぼのぼのは答えました

｢ｼﾏﾘｽくんの苦悩はみんな変わらないことじゃないの？｣




お父さんとお母さんの病気がいつまでたっても治らないっていうか変わらないことが嫌なんじゃないかと


変わって欲しいものはなかなか変わらず､変わって欲しくないものはどんどん変わって行ってしまうことに苦悩するんじゃないのかと







•••ｷﾞｬｸﾞ漫画でなんでこんな重たいこと話すのかしら



そしてそれを聞いて少し気が晴れたｼﾏﾘｽくん､両親の看病に向かいます


ｼﾏﾘｽくんのお父さんはいつも見ていた花が見たいと言い出します


ｼﾏﾘｽくんは二人でお花見へ


ここでまた非常に深いｾﾘﾌが



以下その二人のやり取り



父:お母さんも連れてくれば良かったよ､来年も見られるかどうかわからないし


ｼ:何を言うのです｡その次の年だってまだ何回でも見られます

父:いや一回でいいんだよ

ｼ:なぜ一回でいいのです



何度も見れる方がいいではないですか



ｼﾏﾘｽだってそのために看病してるのに




それなのに一回でいいとか言われたらｼﾏﾘｽはどうしたらいいのです



治してあげたいから看病してるのに




なのにぜんぜんよくならないから苦しいのに







一気に胸の内を打ち明けたｼﾏﾘｽくんにお父さんは言います




ｼﾏﾘｽ









治らなくてもいいから








治してくれなくてもいいんだよ




















胸にｽﾞｼﾝと響きます•••



ｼﾏﾘｽくんはこれを聞いた時こそ泣いてしまいますが､しばらくしてだいぶ気が楽になったそうです



うｰん､深い（と思うのは俺だけでしょうか）