昨日の電車でのこと





寝坊してしまって昼過ぎの電車に乗りました



昨日の仙台は気温が大分上がり、暖房のきいた車内は暑いぐらい・・・




昼過ぎの電車はすかすかで、四人掛けの席に二人しかいないところを見付け、そこに座りました





二人と思ったら実は新生児の子供が一人、お母さんに抱かれて座っていまして、向かいにおじいさんが座っていました





で





でかい声で話すじい様のおかげで聞きたくもないのに色々とわかったことが



まずじい様はその親子と全く無関係の赤の他人だそうな






・・・なんでそれなのにこんなに親しげに話してるんだろ？





そしてじい様は携帯電話も新聞も本も持っていないそうな






だから話しかけてるらしいですが、正直お母さんは困惑していました





そしてお母さん以上に赤ちゃんが嫌がってるというか・・・






赤ちゃんはじい様に興味がないようで、俺の方を見たり窓の外を見たりと忙しなくキョロキョロしています




視線をかえるたびにじい様は手を伸ばしたり身を乗り出したりして視界に入ろうと必死・・・




その旅に赤ちゃんはまた視線を動かして、なんだかじい様を視界に入れないように頑張ってる感じが・・・







なのにじい様は「この子人見知りしないねえ、いい子に育つよ～」などと






明らかに嫌がられてるのに気付かないのかね・・・









じい様はなおもお母さんに話しかけます



｢子供は国の宝だからたくさん作らないと駄目だねぇ。お母さん若そうだしこれからまだあと五人はつくってもらわないと｣





お母さん苦笑いですが、真っ昼間から電車の中でＳ○Ｘしろと叫んでるように聞こえるのは俺が汚れてしまったからでしょうか・・・





なんか執拗に子作りしろとじい様は繰り返します





「しかし、平成生まれの母親が出てくるとは、俺も年取るわけだわ～」とじい様




お母さんは昭和生まれですと返しましたが、じい様がそこにもやたら食いつく(´Д｀)





「あらそうなの？若く見えたわがっはっは！」





この辺りからもうセクハラじゃないかな・・・




その後もじい様は聞いてもいないのに自分が昭和一桁の生まれだとか、普段は車に乗ってるんだとか色々とアピールしてました




お母さんは諦めたのか話しかけるようになっていたんですが、じい様は人の話を聞きません




母「今日はどちらまで行かれるんですか？」

じ「いやー、今日は暖かいねぇ！」






母「お買い物ですか？」

じ「お子さんは何歳？」






母「どちらからおいでですか？


じ「俺なんかもう下着くらいしか買い物しないわーそれもパンツ！」















・・・見ててかわいそうになってきた(T-T)




するとお母さん、バッグからハンカチを出して首回りを拭きました




俺も暑いですし、赤ちゃん抱いてたらなおさらだろうなぁと思ったらじい様た偉く食いつく(´Д｀)


「なんだあんた汗っかきなの！？」








俺は自他共に認める汗っかきですが、それでも面と向かって汗っかきを指摘されるとちょっとムッとします


まして相手は若い女性で、赤ちゃん抱っこしててちょっと汗ばんだくらいでそこまででかい声出さなくてもいいだろうに・・・




お母さんはやっぱり苦笑い・・・




すると次の駅で女子高生が乗ってきました



隣に座られて赤ちゃんは興味を持ったようで、わさわさと動いて女子高生にタッチしました





じい様のテンションも駄々上がりです



「隣にかわいい子が来て元気になったわ！」



一番元気になったのはあなたです






お母さんも女子高生も苦笑いです・・・





そしてじい様はそのまま女子高生にも話しかけましたが、女子高生はいちはやくiPhoneにイヤホンを繋げて自分の世界に入りました




するとじい様、回りに聞こえるぐらいのでかい声で言いました



「最近はどこに行ってもみんな携帯電話に触ってばっかりだ！！少しは我慢できないのかね！！！」














・・・言ってることには同意しますが、前後のやり取りを見てるとどうもねぇ(´・д・｀)






ああいう老人にはなるまいと誓った２６の夜・・・