ながくたよりあらざる日記友より久々に頼みありて､再び筆をとるなり｡
なほ､この日記は霜月廿五日の日記の続きならんか｡


今は昔､豆好きの翁といふ者ありけり｡都にのぼりてﾊﾟﾝを買いつつ､食らふことに使ひけり｡名をば､かなでぃあんとなむいひける｡そのﾊﾟﾝの中に､かつて見し覚えありしもの２つ３つばかりなむありける｡怪しがりて､寄りて見るに､在りし日に買ひし｢とうふｸﾘｰﾑﾊﾟﾝ｣の関連商品らしきものありたり｡袋を見れば､｢ﾁｰｽﾞとうふｸﾘｰﾑﾛｰﾙ｣なる品､いとうましめりてゐたり｡
翁そのﾊﾟﾝ買ひてさっそくに食ひけるが､なるほど例のﾊﾟﾝより濃厚にていとうまし｡されど､やはり豆腐やう味もせず､たいへんあたらし｡
あたらしさのあまり詠める､

豆乳に
ﾁｰｽﾞｸﾘｰﾑ
くわゆれど
もとめしものに
はるかおよびぬ

このﾊﾟﾝは豆腐と定めて食へばわろかりけるが､もともと菓子ﾊﾟﾝのひとつと定むれば先のものよりはるかによし｡また先のものより濃厚なるも､その値は変わらず｡
よりて翁こののち買ふものに迷いしときはこれをば求めんと強く思ひぬ｡


(訳)
しばらく音信不通だった日記友さんから頼まれたので､再び筆をもつのであった｡
なお､この日記は１１月２５日の日記の続きとなるのではなかろうか｡


今となってはもう昔のことだが､豆好きの翁と呼ばれる老人がいた｡都(仙台)に通ってﾊﾟﾝを買い､それを食べていた｡名前をかなでぃあんといった｡(ある日)そのﾊﾟﾝの中に､以前に見覚えがあるものがいくらかあったので､不思議に思って近づいて見てみると､以前買った｢とうふｸﾘｰﾑﾊﾟﾝ｣の関連商品のようなものがあった｡袋を見ると､｢ﾁｰｽﾞとうふｸﾘｰﾑﾛｰﾙ｣という品が､とても美味しそうにあった｡
翁はさっそくそのﾊﾟﾝを買って食べてみたが､確かに前のものより濃厚でとても美味しかった｡しかし､やはり豆腐のような味はせず､とても残念である｡

残念さのあまり一句呼んだ

豆乳に
ﾁｰｽﾞｸﾘｰﾑ
くわゆれど
もとめしものに
はるかおよびぬ

(豆乳ｸﾘｰﾑにﾁｰｽﾞｸﾘｰﾑを加えてみたようだが､(私が)求めているような(豆腐の味の)ものには遠く及ばない(ので､非常に残念である))

このﾊﾟﾝは豆腐だと思って食べるとよくないが､もともと菓子ﾊﾟﾝのひとつのつもりで食べれば以前のものより素晴らしい｡また､以前のものより濃厚だが値段が変わらない｡よって､翁はこれから先買うもの(ﾊﾟﾝ)に困ったらこれを買おうと強く思った｡







･･･今回はいまいちですね

あと､たしか竹取物語には短歌も俳句もなかったかと･･･