山奥で
オカルトかな?
先日のお話
仕事で山奥に一人ポツンと待機していました
9月も終わって秋の気配もそろそろという時期に、やたらと暑い一日でした・・・
飲み物は持っていきましたが、汗拭き用のタオルを忘れてしまいまして、昼過ぎには死にそうになっていました・・・
しかもやたらと虻やら蜂やらがブンブン飛んでやがる・・・(´Д`)
さすがに日向にずっと出ていては命に関わると仕事をサボって日陰へ移動しました
当然のようにブンブンついてくる虻や蜂・・・
射されないだけマシかーと日陰へたどり着き、少し休憩と腰を下ろしました
ほんで持ってきたお茶をゴクリ
すっかり生ぬるくなったな・・・( ;∀;)
と
突然さっきまで回りにいた虫たちがいなくなりました
遠くから時々聞こえていた雉の鳴き声もぱったり・・・
唐突に音がなくなりました
なんだか不気味だなぁと思った瞬間、背後で「ドサッ」と何かが落ちる音が(´Д`)
うおービックリした!(笑)
背後には木々が生えているばかり・・・
なんだ今の音と振り替えって目を凝らしてみると・・・
緑一面の視界の中に、鮮やかな紫が一つ
拾ってみるとなんとアケビの実でした
まだ時期的に早いよな・・・
実もまだ割けていませんし、未熟なやつが落ちてきたのかなと納得しました
ここアケビがなるなら、もう少ししたら取りに来ようかなと周りをキョロキョロして気づいたんですが・・・
アケビの蔓が見えるところにありません(´Д`)
未熟とはいえ実が成っているんだから、他にもなってんじゃねえかなと近くの木を見て回ったんですが、どこにも実はおろか蔓すら見当たりません・・・
この実はどこから?(´Д`)
あれ、何かまずい?(-_-;)
嫌な予感がした途端、なんだか動きを取りづらくなりました・・・
こんな山奥、昼間とはいえ振り替えって何か見たらトラウマものだよなぁとか考えていると、ポンと肩を叩かれました!!
うひぃ!!
振り向くと、そこには職場のお偉いさんが
「おう、終わりだ終わり、ごくろうさん。帰るぞー」とお偉いさん
置いていかれてはたまらんと小走りに追いかけましたが、その際に鞄の外ポケットに確かにアケビの実を入れて追いかけたんですが・・・
家に戻ったら跡形もなく消えていました(´Д`)
あのアケビはなんだったのか・・・