隠れた名作ゲーム
50代前半  富山県
2011/02/11 18:57
隠れた名作ゲーム
PCエンジンCD-ROM2用「マジクール」

今回もPCエンジン用のゲームをご紹介。
なんでって…部屋の整理してたら出てきたんだモン(笑)

CD-ROM2用に発売されたアクションRPGで、魔法使いの男の子「ルーン」と精霊使いの女の子「メルヴィ」の冒険物語、簡単に言えばそういうゲームである。

突然異世界に飛ばされてしまった二人は、元の世界に戻ろうとするのだが、行く先々で様々なトラブル(?)に巻き込まれていく。二人を異世界に飛ばしたのは何者なのか、そして異世界で暗躍する謎の人物…

まあ、ストーリー的にはこんな感じだ(うろ覚えw)

■2人同時で協力プレイが可能

マルチタップを使えば、2人同時プレイが可能。もちろん、1人でも操作でき、その場合もう1人はAIによる自動操作となる。AIは画面に敵がいると魔法を打ち続けるので、うまく操作してあげることが攻略のカギ。

■頼りは己の魔法のみ

このゲームには、武器が存在しない。主人公の2人は、各々が習得した魔法のみで戦うことになる。魔法を使うと精神力を消耗するので、無計画に連発していると肝心なところで魔力切れ、なんてことも(笑)

■コレクター魂をくすぐられる64個の魔法

魔法は全部で64種類あり、簡単に習得できるものから、特定のタイミング、特定の条件を満たしたときのみ手に入れられる魔法、敵から手に入れる魔法などがあり、攻略本なしでは、1回のプレイですべての魔法を手に入れるのは不可能に近い。それがコレクター魂をかゆいほどにくすぐってくれるのだ(笑)

■役に立つものから、意味不明なものまで多種多様な魔法を駆使して敵に挑め

炎の玉からシールド、カギ開けや電撃魔法、回復、中には「これっていつ使うんだよ」といったものまで実にたくさんの魔法がある。

ルーンの魔法はいつでも使えるが、メルヴィの精霊魔法はマップ内に精霊が存在していなければ使えないという面白い仕様になっている。
例えば、水の精霊魔法を使うにはマップに川や池などの、水の精霊が存在できる場所が無ければ使えない、ということ。
マップに応じて臨機応変に魔法を使い分ける戦略性も重要である。

■見た目はお茶目だが敵は強いw

キャラクターは敵・味方ともデフォルメされており、どちらかといえばかわいい感じであるが、騙されてはいけない(笑)
このゲーム、敵はなかなかに強く、難易度は意外に高い。アクションRPGなので、移動やジャンプなどを駆使してうまく敵との距離を保ちつつ魔法を打ち込むのが戦闘の基本だ。
またマップによっては呪いで敵が無敵になる面もあるのでなかなか気が抜けない(^^;

■分かりやすいインターフェイス

ユーザインターフェイスにはアイコンを使い、直感的な操作で分かりやすくなっている。今時のマウスやキーボードをフルに使わなければならないゲームとは大違いであるw

■結論
地味に発売されていたのであまり売れなかったようだが、実はプレイした人の評価は高い良作ゲーム。

シンプルで分かりやすい操作性と、特徴ある魔法をうまく使い分けながらの攻略が求められる戦略性、そしてコレクター魂をくすぐる64個の魔法などで初回プレイでも、周回プレイでも楽しめる内容となっている。

昔のゲームには駄作も多いが、この「マジクール」のような隠れた名作ゲームも数多く発売されていたのだ。
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