記憶に残るラスボス
ドラゴンクエスト3『ゾーマ』
アレフガルドを闇にとざし、勇者の住む世界をも手に入れようとした張本人。
闇の衣を身に纏い、その強さは圧倒的。凍てつく波動は全ての呪文効果を打ち消し、通常攻撃、呪文ともにその攻撃は苛烈を極める。
だが、彼が記憶に残るのは、その美学ではないかと思う。
『〇〇よ、なにゆえもがきいきるのか。
滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。
さあ、我が腕の中で息絶えるがよい!』
はじめてこの台詞を見たときには鳥肌が立つほどだったのをはっきりと覚えている。
そして、伝説のラスボス曲『勇者の挑戦』が流れ出すと、うおーーー!やったるわーーー!とアドレナリン全開バトルの幕が開くのだ。
この流れが、シビレルよね(笑)
ラスボスにはラスボスなりの哲学や美学があるのか、と敵ながら格好よく思ったものである。
ファミコン版が発売されてから、もう二十年以上経つが、今も彼はその美学と共に記憶に焼き付いているのだ(^^)