隠れた名作ゲーム
本日のゲーム
三国志列伝 乱世の英雄たち
メガドライブ/セガ
■自由度の高い三国志
光栄系の三国志を「正当」とするならば、以前紹介した「英雄三国志」や本作は「亜流」となるのかもしれない。
そんな「亜流」三国志の中でも、本作は独特なゲームとなっている。
なんと言っても本作の特徴はその自由度にある。
本作では光栄系の「国」のかわりに、各地に点在する「城」を全て制圧することが目的となる。
各地に点在する城へは自由に移動することができる。
光栄系にある、隣接する国しか攻められないということはなく、極端な話、洛陽からいきなり成都へ攻めることも可能なのだw
国造りや外交・同盟、策略などの一通りの要素は押さえつつ、シームレスな行軍やアクションゲームのような一騎打ちなど、従来のシミュレーションにはない要素を数々盛り込んだセガの意欲作、といえなくもないw
■裏技が盛りだくさん、兵士のいらない三国志(笑)
もう一つ、本作の特徴としてあげられるのが数々のバグ、いわゆる裏技の存在である。
例えば、部隊同士の戦闘時にSTART+A+B+Cを同時押しすることで、戦闘開始時に戻ることができるのがある。
このゲーム、部隊同士の戦闘開始時のみ「一騎打ち」の申し込みができるのだが、相手によっては当然断られる場合もある。
そんなときこの裏技を使えば必ず一騎打ちに持ち込める、というものだ。
一騎打ちは手動操作が可能なので、あとは自分の腕次第でどうにでもなる、というわけw
このことから、兵士の存在は無意味になり、武将一人で的を殲滅することが可能になっている(笑)
ちなみに、信じないかもしれないが、上の裏技を見つけてファミ通に投稿したのはこの私(^^)
500ガバスしっかりいただきましたが何か?w
他にも防衛戦で役立つ超極悪な裏技や、あっという間に武将を成長させることができる裏技など、ゲームバランスを崩壊させる裏技が盛りだくさんなサービス仕様なのだw
■はまってしまう「何か」がある
本作は、どの君主を選んでも絶対に統一できると断言するw
光栄系だと、君主によってはあっという間にやられてしまうこともあるが、本作は国造りを放っておいても戦闘だけで中国統一が可能になっている(笑)
正統派のあなたは劉備や曹操、孫権あたりではじめてもいいし、そうでないあなたは馬騰や遠紹、董卓や劉表で初めて見るのも面白い。
異質といえば異質な本作であるが、はまってしまう「何か」を持っている。
いつもと違う三国志ゲームに出会いたいあなたは、是非プレイすることをオススメしたい。