これからの余生
故郷に残してきた母が歩行に困難を来たし始めた
幸い寝たきりにはならずに済むらしいのだが、どう考えても劇的に改善されることはないだろう
むしろある日突然容態が悪化するほうがケースとして断然多い
私は故郷にいた頃、ずっと非正規雇用の身に甘んじて暮らしてきた
その現状を打破するために三十歳の頃、公共職業訓練を受講し、捨身の就職活動に身を投じた
故郷に正規雇用の職を見つけることができなかった
何十件と面接を受けてやっと採用されたのは県内とはいえ自宅から車で片道2時間かかる遠方だったから社宅に入った
一ヶ月後、大阪に転勤が決まった
直後、出立が予定より一週間先延ばしになった
そのため、大阪北部地震被災を逃れたことを思い出した
紆余曲折を経て大阪に流れ着き、二度転職した
念願の正規雇用を勝ち取り、昇給賞与を受けたことは身に余る光栄だった
だが、その身分や金は所詮本当に欲しいものではなかった
私はただ意地を張ってきただけだった
能力や意志もないくせに、人並みの給金と生活を得ようと躍起になっていただけであり、会社員として勤め上げる気力も自信も能力も全く無かった
本当にしなければならないことは、分かりきっていたのだ
今はまだ何一つ具体的に決まったことはない
ただ、今後当分の方向性を決めた
故郷に戻り、実家付近に部屋を借り、また非正規雇用の工場勤務に戻る
そして母に必要なだけ付き添う
自分の本当にやりたいこと(儒学の研究)は、どこに居てもできるが
一番しなければならないことは水戸に居なければできない
私は今後社会的な地位や高給を望むことはないだろう 日々を永らえる最低限の労働と給金の他は望むべくもない
これから長い余生が始まる
コメント
2021/06/20 23:16
9. >>8 るんたさん
自分が世話をしてもらうことに罪悪感を持つ人もいるようだな
変な話だ
人生の半分以上をかけて子供の世話をしてきたというのにな
そう、母が死ねば俺は天涯孤独
本当にこの世に一人になってしまう
悔いなきよう力を尽くすのみ
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2021/06/20 22:57
8. こんばんは(^^)
親孝行って親がいなければできない
限られた時間の中で
お互いが後悔しない時間を
過ごさなければいけない
でもさ、
きっと親は子供に迷惑をかけたくなくて
自分の世話をしてもらうこと
心から望んでるかどうかもわかんない
私も模索中
本当にどうすればいいのか
でもね、
自分にしかできないこと
決めたなら覚悟を持つこと
今が分岐点なのかもしれんね
私も応援しとるよ(*^^*)
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2021/06/20 22:09
7. >>6 寅之佑さん
そうだね(◍•ᴗ•◍)
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2021/06/20 21:18
6. >>5 まりっぺろんちゃんさん
うむ、また大勢集めて騒ぎたいものだ!
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2021/06/20 20:57
5. >>4 寅之佑さん
帰ってきたら御飯食べよう。
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2021/06/20 20:50
4. >>3 まりっぺろんちゃんさん
うむ、俺はやると言ったら必ずやるのだ!
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2021/06/20 20:39
3. 帰っておいで。
待ってるよ。
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2021/06/20 7:04
2. >>1 カンナさん
人間とは思いの外、整合性を持たないものです
人生もまた同じ
今後どうするか、いつ動くかはまだ決めていませんが、長くてもあと一年ほどのうちに決着をつけます
これもまた、いつになるかはわかりませんが
成すべきを成した後は、力を蓄えてまた近畿に移ります
理想を言えば、北関東の山奥と大阪に拠点を持って行き来したいものです
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2021/06/20 2:22
1.
儒家は世に出るための思想を説くもの。
世から退かれるのであれば道家が心に添うことでしょうに、そのいささかねじれたところが貴殿らしいと言えば言えるかもしれません。
とはいえ
孝を第一となさるはまさに儒家的。
どのような選択をなさってもこれまでと変わらず応援しています。
また当地にご縁があることを願いつつ。
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