普通になる難しさ
30代後半  埼玉県
2021/11/22 23:54
普通になる難しさ




4連休の3日目の夜に記す

この度は敢えて予定を組まずに家事に比重を置いて過ごしていた これから一月末までは忙しくなりそうである こうして駄文を投稿できるのも年内最後になるだろう






三十五年を生きてきて、自分という人間をそれなりに作り上げた これといってたいしたことは何もしていない 心のままに生きて大過なければ立派なものである 人間は弱い生き物だから富めば驕り、浪費する 私はとりわけ弱いから、貧しいくらいが丁度よい 己の身の修まらぬことは誰よりも自分がよく知っている


三十にして立とうとして、人並みの道を歩こうとしてみたが出来なかった たった一人の肉親である母に孝行したかった 妻帯して孫の顔を見せたいと思った しかし、私は誰にも値しなかった 私自身が他人を知ろうとしなかった 人の心を眼に見ることは出来ない 私には誰の心もわからない 自分の心を見ることすら出来ない もしこの眼に見ることが出来たとしたら、きっと大きな罅が入っているに違いない 実際には心も傷も眼に見えないものであるが



誰かを幸せにする それはなんと高尚なことであるか 自分を幸せにする それもまた高尚なことだ


私は能面のように起伏のない己の心を持て余すのみだ 











コメントする

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…