自己紹介をするときなど、自分について話すときにいつも「基本」が好きだと說明する

「基本」のほかにも「基礎」「根本」「根本的」と言い換えることができよう


「基本」とは具体的に何かと言えば、まず第一に言葉である　私は言葉に関心がある　私の言葉は日本語である　日本語を話すということが私の基本である　日本に住み生活することそれ自体も基本の構成要素であろう　それだから日本について知ることも基本である　時系列を問わずに知ることが望まれるから、公民と歴史つまり社会科学にまで関心が及ぶ
自分の住んでいる土地の特色来歴を知ることも必須項目に加わるだろう


さて、他人に言わせるとどうやら私の言い分は一般的感覚に照らして「少しヘン」らしい

「基本」とか「基礎」というものは、謂わば空気のように日頃無意識下に置く事柄であり、それをわざわざ意識下に置いて検証しようとする人は絶対的少数であろうと言われたのである


「基本」が好き、ということを換言すると、「普通」が好き、と言えるものとながらく私は思っていた　他人に言わせれば「お前は普通ではない」とのことである　普通の感覚とは人それぞれに異なること自体は互いに認めている　自分なりの普通を極めようとすると、自分を「少しヘン」にしてしまうのだろうと私は結論づけた　だったら皆誰しもヘンな筈であると反論された　それに対して私は「知らんがな」としか答えようがなかった　
そやかていうても知らんがな