これは大人のワタクシが数年前に引き起こしてしまった事です…
3年前に釧路に戻った日、私は空港から出る最終バスを逃してしまい…
空港も閉まり、街灯のみの明かりの中、街まで車で1時間かかる山の中を一人歩いていました。
そこに、一台のタクシーが通りがかり、私は『助けが来た
』とばかりに、既に乗客のいるそのタクシーを無理やり止めて、一台呼んでもらう事が出来ました。
私は命拾いをしたと思いましたが
同じ北海道で起きた男子置き去り事件で、『あの子は6日も山の中にいたんだ』と分かると、当時を思い出して辛くなりました。
確かに人や車に石を投げつけるヤンチャ行動はいけないけれど、大人の私でも心細かったのに、予想もつかない山中に取り残されて…
明るい顔で退院してくれて、良かったです。
今の大人は…
私を含めて『いけない事はいけない
』
としか叱れない気がして
子供には『大人の常識』が通じません。
石を投げつけて、当たった人は『どうなるか』を教えて、子供が納得しなければ、躾にはなりません。
仮に山中に置いていって、その子供が学ぶ事は何でしょう?
何に対して納得出来ますか?
私が教育実習で小学校の5年生を1ヶ月担当した時、『大人の常識』がまるで通じず、頭を抱え込む事ばかりで、成人して2年も経つのに児童達に納得させるだけの『してはいけない理由』を説明できない自分の未熟さに、腹立たしさばかりが募りました。
メソポタミア人ではないですが、今思うのは『目には目を、歯には歯を』なら、上手く説明出来たのではないかと。
石を人に投げつけて、その人に当たって、血が出て痛くて泣いている…
自分がされたらどう思う?
なにも悪いことをしていないのに、酷い目にあってしまう理不尽さも教える事も出来るかもしれない。
受け持った子供達が大人になった時、私が中学時代に受けたイジメの酷さに涙しながらした経験談を思い出してもらえたら…
でも、1ヶ月しかいなかった教育実習生の言葉を、いや私の事を覚えていてくれるのか…
それだけインパクトに残るような先生だったのか、自信はありません。
今なら、よその子供に注意する力が付いてきましたが、もし昔その実力があれば、私は教師になったのかな…どうかな…
未婚で子育て経験もない私ですので、もっと慎重に『してはいけない理由』を考えて言えるように、まだまだ学習中の身です(^_^;)
コメント
2016/06/09 17:35
2. >>1 RE:Birthさん
ありがとうございますm(_ _)m
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2016/06/09 17:28
1. とても良い日記ですね〓
返コメ